2019-06-09から1日間の記事一覧

府中市美術館で開催中の「棟方志功展」(連作と大作)ーー「わたくしの願所にひとツひとツ願かけの印札を納めていくということ、それがこの柵の本心なのです」

府中市美術館で開催中の「棟方志功展」をみた。 連作と大作の展覧会だ。1942年、初の随筆集「板散華」で自身の木版画を「板画」と呼ぶと宣言する。板の声を聞き、板の性質に寄り添い、板の中から生まれた絵画だ。棟方にはひとつの主題を数点から数十点に及ぶ…