猛スピードで東京を駆け抜ける。3つの出版社との仕事が一気に進む。

東京。

10時に新丸ビルの21Cクラブで、まずW出版社の女性編集者らと仕事。次の本の準備が進んだ。3人で話しているとキーワードやアイデアがふつふつと湧いてくるので、こういう時間も好きだ。

12時半。M出版社とビル5階のすし屋で昼食。専務取締役出版本部長と担当の女性編集者と、今年の総括をしながら懸案事項を片付けていく。大型企画の段取り、やりかけの企画の始末、文庫化の提案などがあり、来年に姿を見せる仕事が一気に進む。

15時からは、P出版社の編集者らと進行中の出版の仕事を進める。こちらも目処がついた。クリエイティブな時間を過ごした。今までにないタイプの面白い本になるだろう。
来年は結果的に多量の出版物が世に出て行くことになった。

そのクラブで友人のギリークラブ代表の渡辺さんと鉢合わせ。たった今イベントが終わったところだという。紹介された女性は、松永真理さんだった。NTTドコモで「iモード」というヒット商品を開発したことで有名な女性である。いただいた名刺では、株式会社バンダイの取締役となっていた。

18時半からは品川で行われたある大学の会合に参加。寺島実郎さんが座長の会。
今日は朝日新聞記者でテレビ朝日スーパーモーニング」や報道ステーションでコメンテーターをやっていた清水建宇さんを講師に招いて大学を取り巻く状況についてのレクチャーを受ける。清水さんは「大学ランキング」を1994年に創刊し、ずっと編集長をつとめている人だから、全国の大学の実状、内情に詳しくずいぶんと勉強になった。
終了後簡単な忘年会。22時20分最終新幹線の出発30秒前に滑り込みセーフ。23時59分仙台着。

自宅に着くと、来年早々に出る拙著の見本が届いていたので、遅い時間だったが全部読んでしまった。「勉強はやめて、けもの道を走ろう!」というタイトルで、ビジネス社から出る。若いビジネスマン向けの自己啓発の本だが、今回は私のもう一つの現場であった「知的生産の技術」研究会で学んだ30代のことを詳しく書いてみた。

二日間、暴走族のように走り回った。東京はオポチュニティの豊かなまちだと改めて思った。