久しぶりの高尾山−−3つ星の山は富士山と高尾山だけ

k-hisatune2008-05-18

調布市での不発弾処理が予定されていた日曜日。京王線の一部が運休するので人はあまり多くはないだろうという予想して高尾山に行く。
8つのコースがあるが、ケーブルカーで登り歩く距離が少ない1号路をたどることにする。31度18分という急勾配のケーブルカーは日本一の角度だそうで、座っていても前につんのめりそうになる。舗装された山道は危険はなく、高齢者も気楽に登っている。599メートルの頂上は公園になっていて、老若男女が多数昼食を食べている。ここからは富士山がきれいに見えるのだそうだが、春霞でみえなかったは残念。名物のとろろそばを食べる。
帰りは4号路の山道を降りていく。途中で登りのひととすれ違ったがこの登りは結構なきつさだろう。途中吊橋があり写真を撮っている人も多い。見事な新緑を楽しめた。写真は天狗。

参道にある店で「つもり違い十か条」が目に入った。

 高いつもりで 低いのは  教養
 低いつもりで 高いのは  気位
 深いつもりで 浅いのは  知識
 浅いつもりで 深いのは  欲の皮
 厚いつもりで 薄いのは  人情
 薄いつもりで 厚いのは  面の皮
 強いつもりで 弱いのは  根性
 弱いつもりで 強いのは  我
 多いつもりで 少ないのは 分別
 少いつもりで 多いのは  無駄

「厄年を過ぎた御信徒の皆様へ」も面白い

 六十歳の厄年を過ぎたなら  一年・一年を
 何十歳を過ぎたなら     暑さ・寒さを
 八十歳を過ぎたなら     春夏秋冬を
 九十歳を過ぎたなら     一日・一日を

  気を付けられ日々を大切に円満にお暮らし下さい。

新宿から45分で到着する高尾山は、フランスのタイヤメーカー・ミシュランのガイドブックでも高い評価を受けている。料理で東京のレストランが格付けされたのは記憶に新しい。ランク付けは、3つ星はそのために旅行する価値がある卓説した料理、2つ星は遠回りしてれでも訪れる価値がある素晴らしい料理、1つ星はそのアテゴリーで特に美味しい料理という定義だ。
観光地の場合は、3つ星は「必ず見るべき」、2つ星は「とても面白い」1つ星は「面白い」というようになっていて、日本の観光地で3つ星は、松島、日光、東京、高山、姫路城、京都、奈良、上野で、山では富士山と高尾山が入っている。富士山と並ぶとは凄いことだ。テレビで富士山の特集をやっているのをみたが、この霊峰に魅せられる人が多いことに納得した。
高尾山は、東京近郊であること、体力に応じていくつものコースが用意されていて、一番楽なコースは高齢者でも楽しめるように舗装されていること、途中で茶店やレストラン、休憩所がかなりあることなどが評価されたのでないだろうか。
ミシュラン効果で、高尾山口駅の利用者hは2007年度は前年対比で12%増の110万人に達したそうだ。若いカップルと外国人が大きく増えているとうい。確かに欧米人やアジア系の人も多く見かけた。