新著「スッキリ考え、1秒で説得 図解の極意」(アスキー、、)

私の造語である「図解コミュニケーション」に関しては、1990年以来多くの本を書いてきました。
それらを整理すると、原論、技術、展開、応用に分けることができます。
http://www.hisatune.net/html/03-kouken/ichiran.htm

この中の「技術」については、「図解の技術」(1990年)、「図解の技術・表現の技術」(1997年)、「ビジネス図解」(2000年)、「図考プレゼン実戦のの極意」(2005年)、「図で考えることができる人、できない人」(2007年)という本があります。

今回の本は、パワーポイント、ワード、エクセルといった汎用性の高いソフトを縦横に使って、図を描くということに焦点をあてた技術本になりました。理論はわかったが、実際のビジネスの場面で、パソコンを使ってどのように描いたらいいのか、というニーズに応えた内容となっています。そういう意味では、今までやや欠けていたパソコンを用いた技術書の分野の実践版という位置づけになります。

例として、「PART5」の「発想力を磨く「考える図解」の描き方」の項の目次を抜きだしてみます。ソフトウェアの使い方に踏み込んだ内容となっていることがわかると思います。

  • 図解は描けば描くほど自然に企画力が培われる
    • 複数の図形を左右対称に配置する
    • 斜めの文字を入力する
  • 図解の中に自分が思ったことを書き加えよう
    • 吹出しの位置を移動する
    • 折れ線になった引出しを矢印を作る
  • 現状、数字、感想----あらゆる材料をまずは書き出し
    • ツリー状の図形を作る
    • 矢印にグラデーションを付ける
  • 仮図解を作って、足りない情報を集める
    • 箇条書きの行間を広げる
    • 枠の形を後から変える
  • 図解すると「キーワードの「重み」や「質」が見えてくる
    • バクハツマークを作る
    • 線上に円の中心を揃える

以下、続く。

A5版で、207ページ。コンパクトで使いやすい、いい本に仕上がりました。

30日発刊なので、そろそろ書店に並ぶ頃です。

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本日の動き。

9時:入試関係の会議(学部長、事務長)
12時半:林川経営企画室長と今後の方向のすり合わせ
17時:寺島学長、野田先生(赤坂)
18時:野田先生と「木曽路」で食事