応援の試験監督 自らは 解けそうもない 問題くばる(今日の一首)

後期試験が今日から始まった。
私自身は試験をしないで、日常の出席と最終レポートで成績をつけるというスタイルだ。「マネジメントデザイン2」のレポートの課題は、「私のロールモデル○○○○(例えば岡本太郎)の人生鳥瞰図」と「○○○○から学んだこと」(A42枚)の提出である。こういうレポートが200枚ほど届く予定。

さて、試験をしない教員は同僚教員の試験を手伝うことになっている。今日は二科目を手伝った。
まず、「財務会計2」という科目である。この科目は2年前の一緒の時期に専任教員となった金子先生の科目だ。
「引当金」「負債性引当金武」「金融資産」「財務耕晴要素アプローチ」「固定資産の減損損失」「ファイナンス・リース」「外債建て取引」「一取引基準」「のれん」といった財務会計のキーワードが並んでいる。全問記述式だ。ずいぶんと難しいことをやっている。

次は、「社会心理」。担当教員は近藤隆雄先生。こちらは建学時からいらっしゃって今は定年で非常勤で教えている方だ。この近藤先生とは縁があって、「サービスマネジメント」や「サービスマーケティング」という本を書いている先生にある論文の査読をお願いしたこともある。また、顧客満足をテーマとした講義やゼミでは「サービスマーケティング」を教科書として使わせてもらっている。親しくお話をしたのは初めてだ。近藤先生によると、「サービスマネジメント」の方は、改定が時々なされているので新しいということだ。今後はこちらを使うことにしよう。
「群衆」「好意の返報性」「ロミオとジュリエット効果」「援助における他者依存」「コミュニケーション」「不協和理論」といったキーワードだ並ぶ。こちらは選択式と記述式の混じった問題である。

開始後20分たってすぐに出て行く人、最後まで粘る人、それぞれだ。

こういった試験監督の手伝いは、普段あまり接する機会のない同僚とも話ができる機会でであり、また他の先生がどんな内容の講義をしているのかを垣間見ることができるので、私自身は嫌いではない。いいコミュニケーションの場として受け取っている。

試験問題を全部もらって、その科目毎のキーワードを自分で調べてみると、ずいぶんと勉強になるはずだ。

今日の一首
 応援の 試験監督 自らは 解けそうもない 問題くばる
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このブログを書いているのは29日の朝だが、朝日新聞に「知の現場」の広告が出ている。
「話題沸騰!続々、重版出来!!」として三冊の本が出ているが、その最初にある。弾みがついてくれると嬉しい。
寺島実郎氏、小飼弾氏、小山龍介氏など知のスペシャリスト21名の、書斎、オフィスなどを訪ね「知の構想」現場を取材。仕事の進め方、情報の接し方、テーマの選び方、、、。あなたはどの型を採用してみる? 久恒啓一監修 NPO法人知的生産の技術研究会編」。

同じ東洋経済の広告欄に、「知の現場」に登場いただいている野村正樹先生の「東京思い出電車旅」という新刊も載っている。
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この「知の現場」のプロモーションということで、2月17日に丸の内丸善で、「丸の内本店〜『知の現場』(東洋経済新報社)刊行記念〜久恒啓一さん 山田真哉さん 樋口裕一さん トーク&サイン会」の開催が決まった。http://www.maruzen.co.jp/Blog/Blog/maruzen02/P/9473.aspx