飯田高原の4つの美術館を訪問。


黒川温泉から、飯田高原を経て、湯布院。
途中、阿蘇の中岳などの噴煙を見る。阿蘇の中心にある山々はまるで涅槃像が寝そべっているように見えるというがその通りだった。自分が見ているやまも外輪山だと聞いてそのスケールの大きさにびっくりした。大爆発の前は、推定で8000メートル級の山だったという。

飯田高原の九州芸術の杜には四つの美術館がある。
榎木孝明美術館。
浅見光彦シリーズで好演している俳優の榎木孝明さんの風景画の美術館。ロケや旅行で訪ねた土地の風景をスケッチした絵を展示している素敵な美術館。この人はもう二十冊ほどの画集を世に送り出している。日本各地、ヒマラヤ、ヨーロッパなどが対象。

大野勝彦美術館。
農作業の最中に機械で両手を失った大野勝彦さんが、それ以来描き続けてきた絵と言葉が一緒になった作品集。義手を使った作品。最初の本には、熊本県立美術館の鈴木健二館長の推薦文があった。
この人は本物だ、という言葉があった。

前田真三・晃風景写真館。
八王子恩方出身の風景写真の大家とその息子で同じく風景写真家の二人の写真館。北海道の風景などが実に印象的だった。真三の写真館は、恩方以外にも北海道の美瑛にもある。

中村道雄組み木絵美術館。イラストレーターであった中村は、組み木絵という独自の暖かい絵を始める。様々の木をある形にしてそれらを貼り合わせて一枚の絵に仕上げる。

湯布院で昼食。

叔父さんを見舞いに病院へ。