新年最初の教授会

多摩学研究会。10名の教員が参加。

今日の講師は農工大・多摩小金井ベンチャーサポートインキュベーションマネジャー室の大野裕深シニアインキュベーションマネジャー。この人は新卒後、野村証券系の投資ファンド・JAFCOで19年間、中小企業に投資し株を売却し回収するという仕事をして、北大で産学連携を4年、産総研で2年、コンサルを経て、厳粛で2年という経歴。ベンチャー育成をテーマに仕事をしてきた人だ。始まる前に少し歓談。
中小企業基盤機構は、全国に332あるインキュベーション施設のうち、32というから約1割を担っている。都内には100ほどのインキュベーション施設があるそうだが、ほとんどはSOHO,IT,サービスで、大学施設内に会社があり、大学と協業している施設は珍しい。
セミナー開催、助成金情報、販路開拓、資金、経営支援などあらゆる分野の仕事があるそうだが、事業化を推進し、地域とのネットワークをつくりながら入居率を高めていくのがミッションだ。技術系・医薬系・バイオ系のベンチャー育成の施設の運営状況を詳しく聞いた。
こういうインキュベーション施設の成功というのはどういう考え方がありますかとの私の問いには、3年で3割ほどの企業が立ち上がったらまず成功ということですかねえという回答だった。

人事委員会。本日の教授会ではかる非常勤講師についての合意形成。

就職勉強会。過半数の17名の教員が参加し盛況。履歴書の書き方がテーマ。

教授会。寺島学長が出席。
学長から新年の方針。以下、キーワード。
「奇策でなくじっくりと・教育の質の向上・ゼミ中心・手作り・社会人基礎力(1、2年のうちに)・アジアダイナミズム・地政学的知・世界観・思いやり・偏差値の刷り込みからの脱却・教員の質・指導力・大学への主体的参加・三位一体のボトムライン・創立25周年・アメニティの充実・多摩学・多摩に無くてはならない大学に・同窓会と後援会・大学というビジネスモデルの進化・アジアからの留学生・社会人・経営情報学部はフラッグシップ、、。」

諸橋学部長の任期終了に伴う来年度からの経営情報学部長に学長から小生が推薦され、投票で信任される。
「学部長人事が何よりも重要。久恒さんを推薦したい。長い間の信頼関係に加え方向感を共有。方針を浸透させ成果をあげていきたい。この局面で力を発揮して欲しい」

挨拶「二人の人に大きな影響を受けている。野田一夫先生と寺島実郎先生。野田先生が創り寺島先生が現学長の多摩大。今回の人事は天命と受け止めたい。いい大学になるように皆さんと一緒にやっていきたい。」との簡単な挨拶をする。

終了後、教員ラウンジで、杉田先生、趙先生、飯田先生、豊田先生と歓談。