大学院修士論文最終試験。映画「はやぶさ」を観る

大学院修士論文最終試験。
私は松本忠夫先生、今泉忠先生、望月照彦先生と同じチーム。全員が現場で頑張っている社会人大学院生なので問題意識も鮮明であり、日本経済の現場の様子がよくわかる。以下は審査したテーマ。

  • カーボンフットプリントの一考察
  • 日本の中小小型株市場の活性化への「企業レポート」の有効性
  • 国際インテグレーターにおける知識継承・内面化における考察について
  • タイ国における外国産業向け低温食品共同配送の事業化

他の部屋のテーマを挙げてみる。判定会議でそれぞれの論文の概要説明を聞いたが、なかなか興味深い。
地域通貨・出版物の最適部数決定モデル・中小企業の存続・資金移動ビジネスの成功モデル・医療・介護連携促進計画・在宅ホスピスケアの新規ビジネスモデル・病院の「チームアプローチ型組織」への変革・チーム医療・介護サービスと建築・設備デザイン・特別養護老人ホームにおけるキャリアチェンジ・「FANCL」ブランド・院内改革試案・客室乗務員のセカンドキャリア・社員モチベーションと品質向上。

望月先生と相談。今泉先生と確認。
諸橋学部長といくつか相談。
山田参与と情報交換。

帰宅途中で調布で知研の八木会長と会い、総会の進め方を相談。

南大沢で妻と待ち合わせて、映画「はやぶさ 遥かなる帰還」を観る。
地球から3億キロの彼方にある小惑星イトカワ」の地表にタッチ・ダウンし、一瞬で銃を打ち込んでして破砕した岩石サンプルを持ち帰るという高度なミッションを達成する物語。7年間かかって2010年6月13日に地球に到着。日本の技術力と仕事力の底力が発揮された難プロジェクトの様子がよくわかる。
NASAの科学者が嫉妬するほど難しいプロジェクトだ。軍事技術という面からみると外国の垂涎の的らしい。また、科学と技術の総合力が問われる宇宙開発には、下町の工場の技術がふんだんに生かされていることもわかった。
原作 山根一眞小惑星探査機 はやぶさの大冒険」(マガジンハウス刊) とあったのには驚いた。山根さんは科学と技術の方向にテーマを変えていたのは知っていたが、こういう仕事をしていたのか。
2014年にははやぶさ二号が宇宙に出発するとのことだ。