山梨市の横溝正史館と根津記念館を訪問

山梨市の二つの記念館を訪問。
今日は簡単な報告。

横溝正史館。犬神家の一族八つ墓村などで知られる作家。
23歳で江戸川乱歩に出会う。これが横溝の生涯を決める。人生の師だった。
世田谷区成城にあった自宅の書斎を移築した記念館。
結核療養のため長野に行く途中でこの地で降りて過ごしたという土地である。

「謎の骨格に論理の肉付けをして浪漫の衣を着せましょう」

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この地出身の鉄道王根津嘉一郎など根津一族の本拠地に豪壮な根津記念館がある。
根津嘉一郎は、父、甲州財閥の筆頭若尾逸平、雨宮敬次郎、などとの出会いがあり、彼らのアドバイスをそのまま受け入れ実直に守って行く。若尾からは、株をやるなら将来有望な、乗り物とあかり、をやれと言われる。鉄道と電気だ。
また、雨宮からは、相場よりも事業をやれと言われる。


「ボロ買嘉一郎」と言われたが、嘉一郎は136社を再建している。
「成功の秘訣は先ず、どこに無駄があるか、どこに不正があるか、不生産的な費用は早く削除してしまふことである。それが出来たところで、初めて外へ向かって拡張する。」

終わって、安曇野へ向かう。