河口湖の湖畔に立つ「河口湖北原ミュージアム」はブリキのおもちゃコレクションで有名な北原照久さんの経営だ。
1948年生まれの北原は団塊の世代である。1986年に横浜山手にブリキのおもちゃ博物館をオープンしたのが38歳。その後、日本全国、そしてフロリダのディズニーワールドにもミュージアムを出している。横浜ランドマークタワー、箱根、横浜、河口湖、氷川丸、、。
「何でも鑑定団」というテレビ番組で有名になった。どういう志なのか、どういう形で資金を調達しているのか、どういう人物なのか、不思議に思いながらミュージアムをまわり、本を数冊買いこんできた。
生活文化の保存という大義を持って、好きなものをどんどん買い付けていくコレクターであり、一種の社会起業家だ。
持っている数十万点の膨大なコレクション(400坪の倉庫)をすべて一堂に展示するのが最大の夢で、それを見ると明治以降の生活文化や現代美術の流れが一目瞭然となるそうだ。コレクターには、使命感を前提に、財力、審美眼、決断力、身近な理解者が必要だという。
使命感、最終目標、楽しむ、年齢にとらわれない、、、。こういう姿勢が大きくなっていく原動力だろう。
私の人物記念館の旅も、一種のコレクションだ。「人物ミュージアム」という構想が頭に浮かんできた。
一休和尚の言葉が北原の本に紹介されていた。
「この道を行けば どうなるものか 危ぶむことなかれ 危ぶめば道はなし 踏み出せばその一歩が道となる 迷わず行けよ 行けばわかる」
以下、3冊の本から。
- 還暦はアイドリングを終えたという節目にすぎません。、、未熟であるために楽しめなかったことが、今になって楽しめる、、。
- 50代の今がアイドリング状態で、60歳からがスタートだと思っている。それは、60代までにもっと経験を積んで、人脈と信用を築こうと思っている。
- ぼくはモノ集めに使命感を持っているんです。
- いい出会いをするためには、自分をいい状態に高めていなければなりません。
- 年間170回の講演をこなしています。そのたびに日本全国を訪れますが、それぞれの土地から毎週何度も母に贈り物を送ります。
- コレクター道。
- 成功した人は、頑張っている人を見ると応援せずにはいられない。、、成功の要諦とは「いかに自分を助けてくれる人と出会うか」とも言えます。、、、そのためには、自分がこれだと思ったことを、一心不乱にやり続ける、これが自分を応援してくれる人に出会ういちばんの近道です。
- いい出会いを、いい時期にするためには、日々やるべきことをコツコツと続ける以外にないのかもしれません。準備万端整った時、神様がきちんと出会わせてくれるのだと思います。
- ぼくはおもちゃのコレクターではなく、本当は「人」のコレクターだと思いました。
- コレクターは気を抜けない。
- 数が集まるとすごいことになる。
- どんな文献を調べるより現物の力にはかなわない。
- ぼくのモットーは、何でも楽しんでやることだ。
- 集める、整理する、調べる、集める、その繰り返しなの。それが結果的に体系づけられると、学問になるんだ。
- 自信というのは、自分を信じることです
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夜はマンション理事会(理事長)
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