「多摩グローカル科学技術フォーラム」を開催。画期的イベントに

「多摩グローカル科学技術フォーラム--Business Meeting ASIA2013 TAMA」を多摩キャンパスで開催。主催は多摩大学と(社)アジアサイエンスパーク協会(ASPA)。

冒頭に私の主催者挨拶。
「多摩大鳥瞰図絵」(HP)「アジア・ユーラシアダイナミズムと大中華圏」「多摩大戦略図」を見せながら15分の挨拶。これらの図解は、日本語と韓国ハングルの二つを用意するという趣向でやってみた。グローバル言語としての図解の実践にトライ。
挨拶の間の日本企業、韓国企業の方の反応は驚いた様子だった。
懇親会では韓国の方からこのプレゼンの話題が持ち出された。

以下、冒頭の私の主催者挨拶。

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多摩グローカル科学技術フォーラム-Business Meeting ASIA2013 TAMAにようこそ!
日本と韓国の企業のビジネスマッチングのフォーラムの開催・嬉しく思う。
グローカルグローバリズムとローカリティ
地域性を究めることでグローバルにつながるという思想を持っている。

1.多摩大鳥瞰図絵(壇上で投影)-ここはどこか?
 多摩大の世界観!
・世界の中心が多摩
・東京と富士山の間・秩父と横浜の間
日本海の先にユーラシア大陸
・学生を多摩・東京に輩出し、アジア・ユーラシアで活躍

2・アジアユーラシアダイナミズムと大中華圏
 日本を巡る世界の情勢は?
寺島実郎学長の所論を図解化したもの
・図解=全体の構造と部分同士の関係を表現する方法
・アメリカ中心からアジア中心へ
・大中華圏
・4つの竜の一角の韓国は大切なパートナーの位置づけ

3.多摩大戦略
 さて多摩大学は?
実学、現代の志塾(教育理念)。現代。志。少人数。
・経営情報学部=産業社会の問題解決の最前線に立つ人材
・志入試
・カリキュラム
 =産業社会論・問題解決学・最前線事例
・多摩を中心とした志企業で活躍
・アジア・ユーラシアダイナミズムに立ち向かう

4・パク・クネ次期大統領の自叙伝(12年2月)
「絶望は私を鍛え、希望は私を動かす」を読了
 22歳で母、27歳で父(朴大統領)、52歳で自分が暴漢。大統領。
「他のいかなる国との関係より忍耐が必要なのが日本との外交」
「歴史問題を解決して、東北アジア経済共同体を作り、共に未来を開いて行かねばならないパートナーだ。」感銘!
本日は韓国と日本の企業の交流とビジネスマッチングの機会。
実りある成果を期待している。

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参加者ディスカッションでの私のコメント。

ASPAの歴史の長さと地理的広がりに感銘
日本企業の実力と韓国企業の勢いが印象的
マッチング。就職におけるマッシングミスの原因
仕事の説明は難しい
図解コミュニケーションでカバーできる
ビジネスマッチングも同様
文章と箇条書きから図解を用いよう
アジア・ユーラシアの共通言語に

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「多摩グローカル科学技術フォーラム--Business Meeting ASIA2013 TAMA」

 10:40 開会挨拶  久恒啓一多摩大学経営情報学部学部長・李ジョンヒョンアジアサイエンスパーク協会会長
 11:00 企業紹介プレゼン(韓国企業) 1社 約7分×7〜10社 約70分(順次通訳)
 12:10 昼食
 13:00 企業紹介プレゼン(日本企業) 1社 約7分×10〜12社 約80分(順次通訳)
 14:30 休憩
 14:40 日韓ビジネスマッチング(約90分) 7テーブルに各通訳配置
16:10 休憩
 16:20 パネルディスカッション 「グローカルな視点からみた東アジアと日本の新たな科学技術ネットワーク」(仮題)   約50分(順次通訳)
 17:40 親睦交流会  約70〜80分
 18:50 閉会の言葉 諸橋正幸多摩大学地域活性化マネジメントセンター長

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  • 韓国企業

熱伝導性高分子材料・導電性高分子材料。風力発電機。スマイル人生手帳。無線映像伝送装置。自動工具取替装置。ソフトウェア。のこぎり・研磨機。

  • 日本企業

オゾン水洗浄装置・ポリイミド樹脂関連商品。フレキシブルプリント基板。融解亜鉛めっき製品。生産情報システム。静電チャック。レーザー加工装置。スマートハウス

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李会長

「ASPAは日本人が創立。志は多摩大と一緒。日中韓は3兄弟国家。兄は誰かは問わないで。。価値の多様性を前提。鳥瞰的視点で高い視点でWinWin。相対化、多様化でWinWin。争えば皆敗者になる。互いに大人になろう」
「日本企業。技術水準が高い」

韓国企業「韓国人は速く、速く。スピードが得意。だからIT。日本人はゆっくり、だから機械」
金先生「日韓は政治は争い。経済は急拡大。日本からの投資は2倍に。中小企業連携が盛ん」
東海大内田先生
東海大で1000件で20億円。中小企業連携。信頼が財産。メイドインジャパンの秘密は大卒者が現場に出たこと。手を汚した。日本は技術にこだわってきた。売れない。さてどうするか?やはりQuality。人材育成が大事」
このフォーラムでは発言者が本音で傾聴に値する話をしてくれたのは素晴らしい。

参加教員:諸橋、金、趙、中庭、バートル、中村そ、樋口、出原、彩藤、久恒で10人ほど。趙先生は司会、通訳、紹介と大活躍。ご苦労様でした。
職員:国際交流・地域活性化担当を含む多くの職員にサポートしてもらった。
参加学生:1年生、インターゼミ生など。教育効果も高かった。

このフォーラムは実に充実していた。
懇親会では日本企業、韓国企業の方と多く接触したが、全員が満足してくださっていた。大成功だったのではないか。大学の力が一段積みあがったと思う。