オーディオブック・夏目漱石「幻の大連講演、満州日日新聞寄稿」

通勤途上でオーディオブック・夏目漱石「幻の大連講演、満州日日新聞寄稿」を聴く。
1909年に漱石が帝大時代の友人・満鉄の中村是公総裁から招かれて満州を旅行したときの学術講演会の再現である。
満州は、大きな大地と自由な雰囲気と若い覇気に満ちている、との感想。

付録の漱石韓満所感」。
満州と朝鮮で活躍する同胞の日本人の頼もしさに感服している様子がわかる。内地にいるとすべてが小さくなる。

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古本屋で「文学館探索」(榊原浩)を入手。著者は朝日新聞記者。1940年生まれ。同好の士である。
文庫は収集家の価値体系に沿って集められた文化遺産である。
個人の蔵書や社寺・旧家に伝わる古文書類をもとに開設された文庫・文学館は、草の根の貴重な文化遺産だ。

文学館探索 (新潮選書)

文学館探索 (新潮選書)

この本は1997年発行で、「あとがき」には、1998年開館予定の「三島由紀夫文学館」(山中湖)「司馬遼太郎記念館」(東大阪誌、「松本清張記念館」(北九州市)も訪ねたいとある。この3館は訪問済みだが、案外と新しい記念館だったのだ。
大宅壮一文庫を訪ねた時に読んだが、なかなか参考になった。

巻末に250館がリストアップされている。
例えば東京。
吉野作造文庫(東大法学部)。ハーン文庫(東大文学部)。鴎外文庫(東大図書館)。星亨文庫(慶応大視た。菊池寛記念室(目白台学生ハイム)。新渡戸稲造博士記念文庫(東京女子大図書館)、大江文庫(東京家政学院図書館)。

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図書館情報学の研究者・岡野裕行(皇学館大)さんが文学館をテーマに書いているブログから。http://d.hatena.ne.jp/literarymuseum/
岡田温監修.日本 文庫めぐり:蔵書の命運.東京,出版ニュース社,1964,246,8p,(読書人シリーズ).
朝日新聞学芸部編.ふみくら:日本の文庫案内.東京,出版ニュース社,1979,290p.
田切進.文庫へのみち:郷土の文学記念館.東京,東京新聞出版局,1981,229p.
田切進.続文庫へのみち:郷土の文学記念館.東京,東京新聞出版局,1981,253p.
神作光一監修.全国『文庫・記念館』ガイド.東京,講談社,1986,263p.
木原直彦.文学館・きたみなみ.札幌,北海道新聞社,1990,270p.
木原直彦.文学館・きたみなみ.増補改訂版.札幌,北海道新聞社,1995,324p.
榊原浩.文学館探索.東京,新潮社,1997,290,7p,(新潮選書).
中村稔.文学館感傷紀行.東京,新潮社,1997,350p.
小松健一.文学館 抒情の旅.京都,京都書院,1998,255p,(京都書院アーツコレクション,87).
リテレール編集部編.文学館ワンダーランド:全国文学館・記念館ガイド160.東京,メタローグ,1998,302p.
淡交社編集局編.日本の文学館百五十選.東京,淡交社,1999,190p.
森田溥.文学館とうほく紀行.秋田,無明舎出版,2000,217p.
小松健一.作家の風景:文学館をめぐるI.東京,白石書店,2001,125p,(パレットブックス).
小松健一.作家の風景:文学館をめぐるII.東京,白石書店,2001,125p,(パレットブックス).
東京新聞中日新聞文化部編.文学館のある旅103.東京,集英社,2004,221p.
全国文学館協議会編.全国文学館ガイド.東京,小学館,2005,207p.
重里徹也.文学館への旅.東京,毎日新聞社,2007,219p.

140318

  • 出原先生:参加するインターゼミの各班の説明。
  • AO入試。本部詰め。判定会議(最後の詰めを決定)。
  • 矢内事務長:入試対応(方針。非常勤対応パーティなど)
  • 小林先生、矢内事務長:入試方針など(女子、人員配置、アドバイザー、、、)。
  • 金先生:教務関係(非常勤、、)。インターゼミに出原先生と新任の久保田先生が参加、教員は14名。