140320

非常に寒い日だったが、手作りの多摩大らしい「卒業のつどい」となった。

  • ゼミごとに担当教員が名前を読み上げその代表者に卒業証書を渡す。(代表者は最前列で待機させると時間が節約できただろう)
  • 卒業生代表者は、成績優秀者(柳原美穂)と素晴らしい学生生活を送った学生(堀田浩平)の二人にした。(良かった)
  • 最後の学園歌斉唱は、前方画面に素晴らしい歌詞(阿久悠作詞)と学生生活の写真を流す。(大成功)

 
準備にあたった学生員会の教職員、事務局メンバーの方々、ご苦労様!

以下、私の「学部長のことば」のメモから。

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卒業、おめでとう!
○現代の志塾を卒業。
 現代=アジア・ユーラシアダイナミズムへの理解。 志=社会の不条理の解決に職業や仕事を通じて貢献。 塾=ゼミの多摩大
○外的世界の拡大は内的世界を深化させる
 探検=地理的探検(極地・登山・鍾乳洞・宇宙、、)
 専門は鍾乳洞。地中深くもぐる(狭い・怖い・汚い)。化学科の先輩は、今は地球環境問題でスターに! 今頃は?
 人類=世界観の拡大
 個人も同様!就職。転勤。転職。結婚。昇進。友人関係、。  内的世界の拡大! 外的世界をひろげるように、積極果敢に

●4年生の冬のソチ・オリンピック:メダリストたちの言葉
15歳の平野歩夢:銀メダル:スノーボード
 「いままでやってきた積み重ねは、全部意味があったんだなと思いました」
19歳の羽生結弦:金メダル:フィギュアスケート
 「ちょっと悔しい。自分のスケートを、もっともっと高みへ持っていきたい」
41歳の葛西選手:銀メダル:スキージャンプラージヒル
 「次の目標をもらった。45歳、49歳と体力や技術は向上する。やれるところまでやってみたい」
積み重ね、やれるところまでやる、もっと高みへ!

●本日3月20日。誰の命日かDB=誕生日DB・命日DB
 NHK大河ドラマ黒田官兵衛」の亡くなった日。地元:大分県中津藩の殿様。黒田如水。中津は官兵衛ブーム。饅頭も。
 宇都宮一族をだまし討。赤壁。敵であり殿様であった。
豊臣秀吉(日本一の出世男)の出世の秘訣。「一職を得れば一職、一官を拝すれば一官、 心頭を離れず、ひたすら努めしのみ」
「自分は信長殿のぞうりとり時代には、一番よいぞうりとりになろうとし、士分にとりたてられた時にはまた、一番えらい武士になろう と、その時々に授けられた仕事に、一番になろうなろうと一心不乱に心がけただけサ」。
  ●黒田官兵衛からの問いに答えたものだった!

○学校教育
・社会に出る前のウオーミングアップ。今から自立した本当の人生が始まる。本番!
○鍛と錬
  千日の稽古をもって鍛とし、万日の稽古をもって練となす。(武蔵)
  鍛える(たたく)+錬る(焼きをいれて粘りをだす)=名刀
  大学4年。職業人30年で50歳でようやく完成する。
・多摩大の志教育は、どこにも負けてはいない。自信をもってすすめ。
○多摩大フットサル部1年目2部優勝、2年目1部3位入賞!
 「逆転」。福角監督「走ること!」技術は未熟。後半相手の疲れに乗じてゴールを奪うスタイル。
 ・逆転の多摩大でいこう!

○人材(材料、能力・知識)より、人物を目指せ。
 ●官兵衛(如水)の言葉
   天下に最も多きは人なり。最も少なきも人なり。(人間はいるが人がいない。人材や人物がいない。人材不足) 
 まじめに仕事をする。それが日本社会の本質。
 知識より教養。技術より人格。促成より晩成。
 早咲きではなく、遅咲きを心がけよ。 長い時間をかけて、かけがえのない、ひとかどの人物に
○卒業おめでとう!

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謝恩パーティ。

 ゼミ生たちと記念撮影。

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終了後、ラウンジで式の司会の清松先生のハプニングなどを肴に教員が集まり、ワイワイ、ガヤガヤ。