リレー講座は寺島学長「17世紀オランダからの視界---その後の進捗」

本日のリレー講座は寺島学長「17世紀オランダからの視界---その後の進捗」。

  • 世界観の歪み
    • 世界史・東洋史・日本史・地域史という分断された認識
    • 近代史理解の欠落
    • メルカトール図法による世界地図認識(日米関係・北の拡大)
  • 世界ではグローバル・ヒストリーへの流れ
  • 空間座標
    • 地域の深堀。多摩は天領。ロシアの接近(1792年ラクスまん根室・1804年レザノフ長崎・1860ウラジオ)。八王子千人同心が1800年に蝦夷地防衛・開拓。
  • 時間座標
    • 現代・近代・近世のつながりと相関。17世紀オランダがアメリカをつくった。宗教の自湯、共和制、、。
  • オランダ商館長の江戸参府:東インド会社長崎出張所長。国策商社。167回江戸へ。日本橋長崎屋。京都三条河原町海老屋。ケンペル「日本史」。5代綱吉と8代吉宗。絵に残すという習慣。浮世絵の相互影響。
  • 「オランダ風説書」と江戸期日本の世界認識:世界情勢、カトリックの動き。オランダを通じた世界認識。
  • 朝鮮通信使」にみる江戸期の日朝関係:高麗王朝・李王朝。元寇(モンゴル支配下の高麗王朝)・秀吉の朝鮮出兵対馬宗氏(徳川幕府)・征韓論薩長政権)・韓国併合・・・。朝鮮通信使朝貢ではなかった。国賓待遇・最恵国待遇。
  • 国交な気交易としての江戸期の日中関係鎖国時代は明から清への混乱期。4つの口。小中華・朝鮮との付き合いも難しい。まして大中華は。国姓爺合戦(鄭成功の物語)。

(雑誌「世界」の連載:1つの連載には50冊以上の本。35回くらいまで後2年続ける予定)

140529

  • 9時:プレゼミ

    • 本の感想の発表と学内システムを使った授業アンケート
    • 久恒の「志」についての講義30分。主に人物の言葉を紹介。
  • 研究室で事務処理
  • 弁当を食べながら、清松、樋口、バートル先生と歓談。
  • 12時20分:成績優秀者表彰式1:学部長から表彰


  • 13時:学長にいくつか報告。
  • 13時半:成績優秀者表彰式2:学長から表彰



  • 14時50分:リレー講座は学長「17世紀オランダからの視界---その後の進捗」。

  • 終了後、学長と17世紀オランダ論の図解とグローバルヒストリー談義。
  • 16時20分:ゼミ:図解実習とグループワーク。
  • ラウンジで学長室・山本さん
  • 飯田先生