本日のリレー講座は寺島学長「17世紀オランダからの視界---その後の進捗」。
- 世界観の歪み
- 世界史・東洋史・日本史・地域史という分断された認識
- 近代史理解の欠落
- メルカトール図法による世界地図認識(日米関係・北の拡大)
- 世界ではグローバル・ヒストリーへの流れ
- 空間座標
- 時間座標
- 現代・近代・近世のつながりと相関。17世紀オランダがアメリカをつくった。宗教の自湯、共和制、、。
- オランダ商館長の江戸参府:東インド会社長崎出張所長。国策商社。167回江戸へ。日本橋長崎屋。京都三条河原町海老屋。ケンペル「日本史」。5代綱吉と8代吉宗。絵に残すという習慣。浮世絵の相互影響。
- 「オランダ風説書」と江戸期日本の世界認識:世界情勢、カトリックの動き。オランダを通じた世界認識。
- 「朝鮮通信使」にみる江戸期の日朝関係:高麗王朝・李王朝。元寇(モンゴル支配下の高麗王朝)・秀吉の朝鮮出兵・対馬宗氏(徳川幕府)・征韓論(薩長政権)・韓国併合・・・。朝鮮通信使は朝貢ではなかった。国賓待遇・最恵国待遇。
- 国交な気交易としての江戸期の日中関係:鎖国時代は明から清への混乱期。4つの口。小中華・朝鮮との付き合いも難しい。まして大中華は。国姓爺合戦(鄭成功の物語)。
(雑誌「世界」の連載:1つの連載には50冊以上の本。35回くらいまで後2年続ける予定)