側近、女房役、番頭、内閣の顔、と呼ばれる官房長官を政治家者が分析した書。
1985年以来30年間の政治記者生活で直接取材した官房長官は30人を超えるというから、任期の平均は1年。
官房長官の強さの秘密、仕事の中身、首相との距離、支える組織、機密費、側近の政治学などが縦横に語られている。
官房長官の3傑は、情報の後藤田、バランスの福田、ペースチェンジの大平だそうで、この人選には納得できる。
- 作者: 星浩
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2014/06/10
- メディア: 単行本
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- 全部私の手元に集まってきます。、、権力もそれなりに集中してきます。そこに気をつけてやっていけば、いろいろなことができる
- 役所の利害調整は、意外に楽です、政権与党との調整が大変です。
- 方向性をきちっと出したら、それに基づいて役所も動いてもらう
−役所は本当のことを言わないことが結構ある
- 総理に判断を仰ぐケースを、できるだけ少なくしよう、、、。「総理、こうしたんですけど、よろしいですか」という言い方にしています
- 危機管理が一番神経を使います
- 国民から見て当たり前のことをやれば、まったく怖くない