「民維」(みんい)の党はいかが?

衆院選挙の日。
結果は現状追認となった。
多弱の野党は民主党と維新の党を中核として合併再編し「民維の党」と名乗ったらどうか。
民意を大切にする「民維」(みんい)の党。

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荒又宏「すごい人のすごい話」(イースト・プレス)を読了。

すごい人のすごい話

すごい人のすごい話

博物学者の荒又宏が、各界のすごい人にインタビューしたものをまとめた本である。
土地の竹村公太郎、ウイルスの高田礼人、歌謡曲船曳建夫、映画の町山智浩、オランウータンの鈴木晃、生命の福岡伸一、救急医療の浜辺祐一、中国の街づくりの迫慶一郎、四国巡礼の早坂暁、、。
それぞれの世界は驚きに満ちているが、特に面白かったのは竹村公太郎さんと福岡伸一さんだ。

竹村公太郎。
関東平野をつくったのは徳川家康で、河川に手をつけて洪水から救った。
家康は抜群のフィールドワーカーで鷹狩と称して関東を歩き、肥沃な関東平野を生み出した。
大阪の梅田は埋田。江戸のインフラ第一号は飲み水確保のための溜池。よし原に向かう日本堤を歩かせて踏み固めさせた。日本人の小さいものはいいという美意識は旅の文化から来ている。すべての物を持ち運びに便利なようにコンパクト化していった。スモール・イズ・ビューティフルの価値観へ。

福岡伸一
自分のことを知りたい。どこから来てどこへ行くのか。自身のアイデンティティへの問いかけ。分子生物学はそれを新しい文体で語ろうとする学問だ。生命の部分はない。全体の連なり。生命とは分解と合成を繰り返しながら流動的に動いている。鴨長明の「ゆく河の流れは絶えずして、、」、仏教の「縁起や因果、、」。生命は耐えず中身を入れ替えながら流れている「流れ」そのものだ。自転車操業。こぐ速度が衰えてエントロピーに追い抜かれる、それが死である。

141214

  • 午後は今年最後のAO入試。もともと本部詰という役割だったが、体調不良の教員の穴埋めで面接を担当することなった。
    • 5人ほどの高校生を面接したが、それぞれ個性的で志の高い人が多かった。
    • 年内の合格目標数を達成した。
  • 終了後、ラウンジで金教務委員長と教務委員会の中期計画について相談あり。新しい解決案も。
  • 初年次教育の担当者ミーティングを行っていた彩藤先生、志賀先生、増田先生後チームに声掛け。