アメリカの好景気。日本の選挙の総括。

インターゼミ。
学長講話のアメリカ出張報告から。

  • アメリカの景気は好調。失業率は2年前の9.6%から5.8%にまで下がった。タクシーはなかなかつかまらないし、高級レストランも盛況。GDPは上方修正。
    • 要因1:化石燃料革命。シェールガス・オイルと原油。原油生産は1340万バーレルにまでなっている。OPECは3000万。2019年には1650万バーレル。1900万バーレルまで可能。ロシアは原油価格の下降で危機に直面。今年はゼロ成長、来年はマイナス成長に。
    • 要因2:次世代ICT革命。ビッグデータ時代の到来。インターネット4.0による産業革命。GEは航空機エンジンにセンサー、ビッグデータ解析。次世代バーコードですべての製品にバーコードがついていく。時給1000円のレジ打ちの仕事も亡くなる。ETCの義務化・ルール化の流れ。トレーサビリティが高まりマイナンバー制度の成立もあり様々な政策が可能に(空いている時の高速料金を安く。奇数と偶数の日)。恐ろしい面はあるがそれが現実に。AKB埼玉アリーナにどこから来てどこに変えるかがシミュレーションできるNTTデータ。つながっているということはつなげられていること。大学も含めて新しいビジネスモデルが出てくる。
    • ICT革命を活用した金融の変貌。ウオールストリートは儲けている。リフレ経済学。ITとFTの結婚。育てる産業金融から為替・天気などのリスクヘッジへ。エンロンから7年後のリーマン、そろそろ7年がやってくる。
  • 日本:吊り天井経済。柱や土台がない。今回の衆院選毎日新聞だけが「自民微減」とした。予測は310から330だったが、ブレーキが効いた。行き場のない票が民主(+11)と共産(+13)に。右ウイングの次世代は壊滅。みんなも消滅。国民は比例区では野党に入れた。投票率は52.66%。比例区は自民33.1%。つまり有権者の17.4%の得票で6割以上の議席を獲得。国民の意識とのギャップがここにある。ネットの本質は中抜き。代議制民主主義しかないのか。直接民主主義が成り立つかもということになってきた。そのための技術基盤がでてきた。それがしらけの原因か。18歳以下の投票とネット投票で仕組みが変わる。そろそろ臨界点が近づきつつあるかもしれない。

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品川キャンパス

  • 大学院教授会。
  • 徳岡研究科長と相談
  • 諸橋副学長、バートル先生とコーヒーを飲みながら歓談

九段サテライト

  • 安田学部長、金先生
  • 学長と打ち合わせ、懇談
  • インターゼミ
    • 各班から先日の地域プロジェクト発表祭の総括
    • 学長講話
    • 各班の論文仕上げ
    • 井川さん




神田の「かき小屋・飛梅」で3年前の地域・震災班で食事会。