本日のリレー講座の講師は、富田二三彦先生(国立研究開発法人・情報通信研究機構理事)。
テーマは「情報通信技術のビフォー・アフター--先端技術社会へ 社会に応える先端技術」。
- 本日の流れ:ICTの今昔。社会に応えるICT。日本発ICT。
- 日本の課題は、人口減少と高齢化の同時進行。
- 情報通信研究所:予算290億円、984人(80%がPHD取得者)。公共的な仕事:日本標準時の生成、宇宙天気予報、。
- ICT(情報通信技術)は進化が速い。20年前までは「いかにシステムを作るか」、数年前までは「いかにサイバー世界を作るか」、そして今(2015年)以降は「棹バー世界と実世界の融合による価値創造」がテーマ。家族や個人の目線。社会的課題の解決。価値創造は、コマーシャルソリューション、アカデミックソリューション、ソーシャルソリューション。
- フェーズ1は「ヨーロッパのビジネスで標準化の世界(規格化・道の制限)、フェーズ2はアメリカのビジネスでフリーウェイの世界(インターネット・自由・オープン・高速道路)、フェーズ3は日本とアジア発のビジネスで個人へのサービスが主導するイノベーションの世界(車道と歩道の分離)。医療・観光・教育・移動・農業・安全・環境・エンタメ。ビッグデータによりニーズがわかる。サービス中心に業界の融合。国立研究所が研究、規制緩和。スパイラルな「情報の流れ」が未来創造の原動力。
- 実証実験の後の課題:1・コスト問題(投資が回収できる利益があがるか)。2・情報を集める人と使う人の不一致(なかなかビジネスにつながらない)、同じ場所に可視化して戻したらどうか。ローカルな場所で実験したソーシャルICT推進プロジェクトの成果を全国展開していく。委託研究、防災・減災、医療・環境、スマートシティ、インフラ保全、教育、農業、、。
- センシングネットワーク技術。セキュリティ。フェーズアイレーダー(レーダーによる積乱雲の立体映像でゲリラ豪雨などの予報。雨とミゾレと氷の分離映像)。ひまわり8号からは500m刻み、10分刻みの情報、合成用レーダーで30cmの分解機能、10KMの観測幅。昼も夜も、噴火時も書こうの深さや形状変化がわかる)。
- ネットワーク:ワイヤレススマートユティリティネット。省エネ、モニタリング。Wi-SUNがセンサーネットワークの主役。アライアンス。孤立した地域の災害情報分析システム。マルチ・コアファオバー。防災ではサイバーセキュリティ「NICTER」をHPで見て欲しい。
- 電波の人体への影響測定は脳から全身へ、妊娠女性。音声翻訳システム「VOICETRA」(NICT多言語音声翻訳システム)は無料でスマートフォンで試して欲しい。27か国語。
- これからは?:消費者が選ぶ位。アクティブシニア。フードコート型。どこでもドア。スマートモビリティ。災害対策。幸せの実現がテーマになる。社会的課題を革新的ICTで解決する。
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名言の暦 6月11日
命日
- メッテルニヒ1859:自分の力量に疑念をもっている人物には、自分が万能だと思っている人物ほどの危惧(きぐ)を、余は抱かない。
- 梁瀬長太郎1956:自分の力量以上に、自分を見せてはならない。
- 長谷川伸1963:十年前、櫛くし、簪かんざし、巾着ぐるみ意見を貰った姐さんに、せめて、見て貰う駒形の、しがねえ姿の、横綱の土俵入りでござんす。
誕生日