リレー講座:久恒啓一「戦後70年史、そして沖縄」

本日のリレー講座は、私が担当。
「戦後70年史、そして沖縄」という壮大なテーマを扱った。

57ページという膨大な配布資料を使いながら、1時間15分ぴったりに終わることができた。
今回の講義はタイムマネジメントが勝負と考えていたが、時間配分はうまくいった。

構成は以下。

  • 前奏:10分:「独学」「日本史の受容と自立のサイクル」
  • 戦後70年史:30分:「戦後史の総論と各論」「アジアとの関係」「2015年の日本」
  • そして沖縄:30分:「私の沖縄体験」「沖縄を読む」「沖縄戦新聞」「沖縄と日本の未来」
  • 結語:5分:「近現代史40年周期説」「森嶋通夫の人間史観」

終了後、受講した学生のレポートを読むことができた。
反響はよかったと思う。受講生の反応は別途まとめる。
以下、ある学生からの反応。

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今回久恒先生の講義を聞いて、学んだことがある。
1つは、講義の進め方、レジュメが非常に分かりやすかったこと。
図解という基本ソフトを利用し、あらゆる分野をその場で解説することで、全体像(結論)が捉えることができ、内容が非常に頭に入った。基本中の基本の事ではあるが、図解を用いることで、聞き手側が話し手の意思というものを感じることができるということを学び、これから実践をしていきたい。

2つ目は、日本史についてである。
日本史は受容と自立のサイクルと、先生がおっしゃっており、他国からの影響を受けながら我々日本人は生きてきた。が、近代の日本にとって最も影響のある国はアメリカであったということを知り、未だ日本は独立をしていないという事実を知ることができた。この事実を知り、今年話題になった安保法案、tppもアメリカからの要望に合わせなければならない政府のおどろおどろしさというものを私は感じ、今後の日本の未来を左右するのは日本人一人ひとりの創造性豊かな独立というものが必要なのではないかと思った。

3つ目。「沖縄」を聞いて驚いたのは、憲法より米軍の行政協定の方が強かった、ということ。

4つ目。森嶋通夫という著者にも興味を持った。今度、なぜ日本は没落するかという本を読んでみたいと思った。

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「名言の暦」11月19日
命日

  • 小林一茶:他の富めるをうらやまず、 身の貧しきを嘆かず、 ただ慎むは貪欲、 恐るべきは奢り。
  • 吉井勇1960:命短し恋せよ乙女
  • 中山素平2005
    • 大事は軽く、小事は重く
    • 大きなスケールでものを考える人は、右であれ、左であれ、共感を覚える。

生誕

  • 江上トミ1899:
  • 若狭得治1914:
  • テッド・ターナー1938:究極の失敗の原因は、安住してしまうことだ。