「お釈迦様と羅漢さん」ーー大分県立歴史博物館

大分県立歴史博物館を(宇佐風土記の丘)訪問。
企画展で「お釈迦様と羅漢さん」をやっっていた。
羅漢には興味がある。
羅漢は、様ではなく「さん」と呼ぶように、みじかなところで救ってくれるので人気が高い。
神々しいが時にユーモラスだ。
五百羅漢は、顔、体格、服装、姿勢、表情などが一人一人違う。
よくみると自分に似た羅漢さんが必ずいるそうだ。
耶馬溪の羅漢寺が有名だ。645年に曹洞宗寺院として始まり、1338年に臨済宗寺院として再興。その後の戦乱で荒れていたが、1600年に曹洞宗寺院として再興。
現在の羅漢寺は、母に聞いたところでは、この寺は私の父の母(おばあちゃん)の姉の婿の宮大工が建てたそうだ。
この羅漢寺の石仏の羅漢群は日本の最古である。
渡辺雲?という人の描いた羅漢像があったが、この人は「画禅一如」の境地を拓いた人で、生涯にわたってやばけいを描いている。

この地には左官が描いた鏝絵が多く残っている。戸袋などに描いたレリーフ状ののおめでたい絵柄がなかなかいい。
鏝絵は江戸末期の伊豆入江長八という人が始めたものだ。たしか伊豆にはこの人の記念館があった。

大分県には国宝が4つある。
富貴寺大堂、臼杵石仏、そして宇佐神宮本殿と孔雀文けいだ。
富貴寺は1000年前の最古の木造建築。阿弥陀堂建築でこの中は極楽である。

宇佐神宮は全国4000社の総本山。神仏習合の発祥地。

熊野磨崖仏。
曼荼羅。円、全体、集合。
まだら模様の語源。

南一郎生誕の地。
日本の三大疏水の父とあった。どういう人だろう。

「名言との対話」 2月6日。三原脩

  • 「覇権を握るのは難しい。覇権を持続することはさらに難しい。しかし一度失った覇権を奪回することはさらに難しい。」
    • 選手の調子・ツキを見逃さない慧眼の持ち主で、周囲の予想を超える選手起用・戦術で「三原魔術」と驚嘆され、知将とも呼ばれたプロ野球の監督。2月9日に没した。
    • 監督としての3,248試合出場という日本プロ野球記録を持つが、三原はむしろ記憶に残る人物だった。
    • 攻守走の三拍子そろった選手ではなく、代走、代打、など一芸に秀でた「超二流」を縦横に使った采配が見事であった。アテ馬偵察メンバー)やワンポイントリリーフなどの発明者であり、アイデアマンであった。
    • 「野球は筋書きのないドラマである」など名言も多い。
    • 三原を語るにはライバル水原茂を語らなければならない。二人は三原武蔵と水原小次郎といわれた永遠のライバルだった。実力の拮抗した好敵手の存在があったため、覇権を握ってはすぐにライバルに追いつかれ、失った覇権を取り戻すにはそれまでの努力以上が要求される。近代以降の世界の歴史においても、「覇権」を巡るこの言葉は当てはまる。