「折々のうた」(朝日新聞)に母の歌

十年余の看とり辛からむと友は言ふ

独りになるはもっと恐ろし

          久恒啓子


『「風あり今日は』(平十六)所収。十年

余の看病とあるが、作者によると昭和六十

二年に夫が脳出欠、症状が意外に重く、右

片麻痺失語症となった。以来十五年間、

看病の明け暮れだっという。その間、子供

たちの協力で一年に一度、国内外を旅行し

てストレスを解消したという。その夫も亡

くなり、三回忌をすませた。この辺で「前

向きに歩き出そう」と、この歌集を編んだ

という。右は闘病中の歌。健気な妻の本音。


    大岡 信


朝、新聞を読んでいて偶然見つけてびっくりした!

一番に母親に知らせることができた。

大岡信の「折々のうた」は、朝日新聞の一面に

毎日載っている。


http://www.hisatune.net/html/05-career/private/05-1d.htm