栗駒高原自然学校

宮城・秋田・岩手の3県の県境にまたがる名峰・栗駒山にドライブ。

目的は、紅葉ともう一つは栗駒高原自然学校を見ることである。この自然学校の校長である佐々木さんは、50歳前の人だが現在仕事の合間をぬって宮城大学の大学院に通っている。昨年は私の授業で、この人の問題意識ややっていることに接し感銘を受けたので、いずれ訪ねようと考えていた。今日は佐々木さんは仙台での学会発表とかで不在だった。


不登校・引きこもりなど問題を抱える子どもたちのための自然体験、山村留学・寄宿の生活体験、体験学習法をベースとした野外教育・冒険教育・環境教育の企画運営指導、子ども自然キャンプ等自然体験活動の主催、、、、。


自然学校のログハウス本館でおいしいチャイとスパゲッティの昼食を摂る。ハウスの周りにはチャボを飼っている。近くに建っているキャビン、スタッフハウス、研修所なども歩きながら見物する。廃材を使った建築物がいくつかあった。もう10年ほど事業をやっているのだそうだが、最初からの佐々木さんの苦労をしのぶ。スタッフの何人かと少し接したり、そして問題をかかえる子ども数人を見かける。子どもたちは挨拶がきちんとできるようだ。


次代を担う青少年のために「生きる力」と「豊な心」を育む教育の場を提供することやファミリーや成年、シルバー世代には「豊な時間」を過ごすためのアウトドアレジャーやレクリエーションの場を提供することを使命としている。豊潤な栗駒山の自然を通じて、地球環境を考える自然派の仲間との語らいを大切にしようというのがこの学校の趣旨だ。


手作りの物品、環境グッズ、自然素材食品なども本館で販売している。

栗駒山を愛した築館出身の詩人「白鳥省吾のふるさと逍遥」という本があったので買う。


紅葉は、頂上付近だけでまだ見ごろには早かった。近くの温泉に入って帰路についた。