向田邦子

日曜日の午後は、井上ひさしさんが館長をつとめる仙台文学館を訪問した。

ラジオ・テレビの台本、エッセー、小説など多彩な分野で才能を開花させ、「向田ドラマ」とまで呼ばれた向田邦子展をみる。51歳で台湾での航空機事故で突然亡くなる1年前には直木賞を受賞している才女だ。

テレビドラマでは、「七人の孫」「だいこんの花」「寺内貫太郎一家」「阿修羅のごとく」「あ・うん」「隣の女」、作家としては「父の詫び状」「花の名前」「かわうそ」「犬小屋」など。

1981年8月22日の航空機事故だから、もう20年以上経つ。



若いときの写真をみると、美人で、おしゃれで、感受性の強い、面倒見のいい女性だったということがわかる。ずっとそのまま活躍していたら、今は相当な大御所となっていたに違いない。、何よりも絶妙なセリフを網羅したテレビドラマを通じて私たちの日常が豊かになっていただろうなあと感じた。