初めての教え子の結婚式で恩師として祝辞

3期生のゼミ生の結婚式に招かれた。教師生活10年にして教え子の結婚式は初めてである。


仙台駅前のメトロポリタンホテルにあるチャペルでの結婚式、そして披露宴に出席。私のゼミ生の新郎は仙台の東北電力に勤務しており、新婦も味の素システムテクノに勤務している宮城大学同期生(27歳)だ。

私は祝辞を述べる新郎側の恩師という立場だった。新婦側は同僚の梶先生だった。


「入学試験の面接官から始まって、3年生では私の顧客満足ゼミに所属。一見茫洋とした感じだが実は「着々と実現する」タイプである。ゼミでのアイリスオーヤマへの提言、仙台七夕への提言活動を着々。卒論はキャリアデザイン関係で指導にも苦労しなかった。就職は東京の派手な企業志望から一転して仙台の東北電力に方向転換。結婚は美人、これも着々とやっていたに違いない。東北電力でもこういう人物は貴重な存在になるはずだ。将来は大化けすると予言しておきたい。人物記念館の旅を重ねているが、日本は偉い人物が多い。私は福沢諭吉の「今日も生涯の一日なり」を座右の銘にしている。先日訪れた松井秀喜ベースボールミュージアムでも「一日一生」の松井の座右の銘を発見した。新郎新婦にはこの「今日も生涯の一日なり」という言葉を贈りたい。」


同じテーブルには宮城大学の同期生が揃っていた。ゼミ生や顔見知りも数人いた。食事をしながら現在の仕事について取材してみた。二人の女性に聞くと、一人は新宿の三菱東京UFJ銀行勤務、もう一人は日本レストランに入社したが今はファッション関係。男性陣は、日立製作所(東京から最近仙台へ)、リクルート(東京)、ニッセン(盛岡)、積水(仙台

)、、、、。

彼等は社会人になって丸4年たったが、同期生の半分は転職しているとのことだった。予想以上に流動性が高いようだ。


二人の人柄が滲み出た、いい結婚披露宴で何度も目頭が熱くなった。