「はてな」

このブログを始めたのはプロ野球球団「楽天」が仙台を本拠地とするという話題で賑やかだった2004年の9月28日だったから、もうすぐ3年になる。それ以降毎日日記を書き続けてきた。今では私にとってなくてはならないものになったが不満もあり、機能やサービスについてもっと便利にならないかと考えるようになって、他のブログサービスに関心を持つようになった。


注目している梅田望夫さんが書いているブログを読んでいることもあり、株式会社はてなというIT企業が行っている「はてなダイヤリー」に興味を持っている。半年くらい前から実験的に登録してみて、なかなかうまくなじめなかったが、資料や本を少し眺めていて再チャレンジしてみようかと考えるようになった。


「「はてな」ではじめるブログ生活」(2004年6月15日発行)という本の中に利用者分析のグラフが載っている。一番多く4万人に届くレベルなのが1970年代生まれである。次が1980年代生まれで3万人超。そのあとぐっと下がって1960年代生まれが1.5万人。そして1950年代生まれとなると3千人程度。ほとんどは、20代から30代の若者であり、私(1950年生まれ)とは年代的には大きなギャップがある。大学教員であるから20歳前後の若者を見ているわけだが、この「はてな」の利用者は20代後半が先頭世代である私の教え子たちと同世代やその先輩にあたる層だということになる。未来を創るこういった世代とのコミュニケーションをとる格好の場となるかもしれない。


また、このサービスを利用したきっかけが載っている。「キーワード機能に魅力を感じた」「文学、思想や社会学の専門家が数多く参加している」「機能が豊富で使いやすい」という声があった。あらかじめ設定されたキーワードはその内容を解説した辞書機能がついていて、これは使いたいと私も感じた。文科系の専門家も多いというのも面白い。


グーグルを始めとする検索会社は機械による自動検索で人が介在する余地がない、または少ないということから信頼性が高いと言っているが、この「はてな」には「人力検索サイトはてな」という独特のサービスがあるのも魅力だ。単語でなく文章で検索でき、その分野に詳しいユーザーが文章で答えてくれるから、キーワード機能とこの機能を使うことのメリットは大きいと感じる。


(どなたかアドバイスいただけませんか?)