NHK「新日曜美術館」---国吉清尚(陶芸作家)の作品に惹かれる

ファンである壇ふみが出演するNHK「新・日曜美術館」を日曜日の夜に見ることが多い。
毎回、優れた美術作家を一人取り上げて深く追い、専門家の話も聞くという構成である。
この分野に興味がわいてきたのはつい最近なので知らない画家や陶芸家の作品と人生を知ることを楽しみにしている。最近では画家の山本鼎の番組もよかった。先日の信州の旅で訪ねたかったが割愛せざるを得なかった。

今日この番組で紹介されたのは、陶芸家の国吉清尚だった。沖縄に育ち沖縄で優れた仕事をした人である。沖縄の土に珊瑚を嵌め込み、1300度という高い炎で焼くという焼き締めという手法でつくった壷はテレビの画面ながら風合いがあって心惹かれる作品だった。
国吉はある分野の作品に没頭し評判をとってもそこに安住しない。いろいろな要素からなるので熟練者でないと難しいとされる土瓶も、評判になる頃には次のテーマに没頭していて二度とつくらなかった。
そして「世紀末のたまご」という個展を終え、1999年に55歳というこれからという年齢で自身の体に灯油をかけて自死する国吉の姿と作品に感銘を受けた。沖縄にも足を延ばしたくなった。

縄文的な力強い要素、古代から現れたような独特の形状、炎との戦いの中で偶然にできる文様、人智を超えた陶器の不思議な肌合い、、、。
本物を見たい、そして日常生活で使いたいという誘惑を感じる。この国吉の作品を使った沖縄料理の店が紹介されていた。

国吉清尚の作品と人生を紹介していた早稲田大学の教授の解説も朴訥ながら的確だった。この人はアナウンサーや壇ふみの顔をまっすぐに見ずに、下を向いたり目をそらしたりしながら語るのが特徴だった。



ファンである壇ふみが出演するNHK「新・日曜美術館」を日曜日の夜に見ることが多い。
毎回、優れた美術作家を一人取り上げて深く追い、専門家の話も聞くという構成である。
この分野に興味がわいてきたのはつい最近なので知らない画家や陶芸家の作品と人生を知ることを楽しみにしている。最近では画家の山本鼎の番組もよかった。先日の信州の旅で訪ねたかったが割愛せざるを得なかった。

今日この番組で紹介されたのは、陶芸家の国吉清尚だった。沖縄に育ち沖縄で優れた仕事をした人である。沖縄の土に珊瑚を嵌め込み、1300度という高い炎で焼くという焼き締めという手法でつくった壷はテレビの画面ながら風合いがあって心惹かれる作品だった。
国吉はある分野の作品に没頭し評判をとってもそこに安住しない。いろいろな要素からなるので熟練者でないと難しいとされる土瓶も、評判になる頃には次のテーマに没頭していて二度とつくらなかった。
そして「世紀末のたまご」という個展を終え、1999年に55歳というこれからという年齢で自身の体に灯油をかけて自死する国吉の姿と作品に感銘を受けた。沖縄にも足を延ばしたくなった。

縄文的な力強い要素、古代から現れたような独特の形状、炎との戦いの中で偶然にできる文様、人智を超えた陶器の不思議な肌合い、、、。
本物を見たい、そして日常生活で使いたいという誘惑を感じる。この国吉の作品を使った沖縄料理の店が紹介されていた。

国吉清尚の作品と人生を紹介していた早稲田大学の教授の解説も朴訥ながら的確だった。この人はアナウンサーや壇ふみの顔をまっすぐに見ずに、下を向いたり目をそらしたりしながら語るのが特徴だった。