静岡市女性会館の「キャリアデザイン」講座に呼ばれる

k-hisatune2008-04-26

静岡市女性会館(アイセル21)での研修講座に呼ばれた。
静岡には割合縁があって、市役所職員の女性の集まりに呼ばれたのをはじめ、清水市と合併して政令指定都市昇格時の市の職員研修も何度か担当している。この街は女性が元気で活発だという印象を持っている。
女性会館は「NPO法人男女共同参画フォーラムしずおか」が昨年から指定管理者として運営している。このNPOは今回講師をつとめるアイセルカレッジの第一期生から六期生の自主活動グループから生まれた団体。平成17年度から2年間は静岡市女性会館の一部講座開設及び図書貸出業務等を受託。平成19年度から女性会館の指定管理者となった。講座応募人数が2500人、図書コーナーの貸出点数も10000点を突破するなど実績を積み重ねている。講座を受けた受講生たちが成長しこういった施設の運営ソフトを担っているのは素晴らしい。
私が呼ばれたのは第8期アイセル女性カレッの就職・転職準備講座で、「キラッと輝き続けるためのキャリアデザイン」というテーマの講座だ。昨年は自己表現、文章力、コミュニケーション、女性学、ビイネススキルなどの講座を実施している。講師は、ジャーナリスト、大学教授、起業家、モシベーショントレーナー、キャリアコンサルタント、整体院院長、コミュニケーショントレーナー、新聞社部長などがつとめている。前期の半年12回の講義で受講料は3000円に設定している。性格タイプ分析の「エニアグラム」を受講生はすでに知っており、今回受講した館長以下5名のスタッフとも話が通じた。やはりエニアグラムは役にたっているようだ。
朝10時から午後4時までの講座で、「図で考える女性は仕事ができる」というテーマである。30代から40歳前後の女性が受講生の中心で、会館に設けられた託児所で子どもも預かっていて、昼休みは子どもと過ごす人も多かった。今回の講座で改めて感じたのは、夫や子ども、そして同居している親や実家の両親などが占める割合が大きいということだ。女性は仕事に出る前に家族という大きなテーマを日々抱えながら必死で生きている。図を描くことを指導していると感動する。いくつか現状をブレークスルーするアドバイスもできたと思う。
ライフデザインの中にキャリアデザインがあり、その中に仕事がある。キャリアとは、仕事歴を中心とした学習歴と経験歴のの総体である。文章中心にできている男社会に入ってキャリアを積み重ねていくには新しい武器として図解を用いよ。そして豊かなライフデザインを描こう。こういう趣旨の講座となった。
受講者たちには土曜日の6時間は貴重な学びの時間だから大変熱心でこちらも熱が入る。女性の真面目さ、頑張りが社会を支えていると改めて感じた。