埼玉県職員研修会で講師(浦和)

浦和にある埼玉県自治人材開発センターで県職員研修の講師を務めた。その前にさいたま新都心にあるさいたまスーパーアリーナの一角にある「ジョンレノン・ミュージアウム」を訪問する。オノ・ヨーコの正式な許諾を得た世界で初めての公認ミュージアムである。生誕60周年にあたる2000年にオープンした。

この研修は昨年も依頼されたのだが、スケジュールがあわなくて今年やっと実現したものだ。主査研修という名前だ、主査とは係長級という意味で、今回の受講生はこの4月に主査に昇任した県職員である。300名近くの対象者がリストに載っている。
一日のスケジュールは、上田清司埼玉県知事の「講話」、弁護士の「公務員倫理」、福祉センター主幹による「メンタルヘルス」、そして私の「意識改革」となっている。企画財政部、総務部人事課・文書課・税務課、県税事務所、県民生活部、男女共同参画推進センター、環境管理事務所、総合リハビリテーションセンター、児童相談所、福祉総合センター、保健所、県立大学、産業労働部、産業技術総合センター、職業能力開発センター、農林振興センター、農業大学校、県土整備部、都市整備部、下水道事務所、議会事務局、がんセンター、財務課、義務教育指導課、生涯学習文化財務課、人権教育課、げんきプラザ、高等学校、住宅供給公社、道路公社、、などあらゆる部署が並んでいる。公務員の職掌は実に広いと改めて痛感する。
主査クラスといっても職場によって肩書は様々である。担当課長、専門研究員、主任職業訓練指導員、課付、指導主事、管理主事、事務長、主任司書、、、、。

終了後の自由記述のアンケートを読むと、私の著書を読んでいる人がいることもわかった。
「久恒先生の本、図解シリーズは3冊読んだことがあります。仕事を進める上で参考にしていましたので、今日は直接お話がきけて感動しました」(教育事務所)
「通勤の本、先月偶然読んでいました」(税徴収関係)
「「図で考える人は仕事ができる」を参考書に主査試験の試験勉強をしました。ドラッカー著作も近々拝読したいと思っています」(県税事務所)
「ちなみに「残業はするな」は持っています」(高校)
「先生の御講演を楽しみにしておりました。「通勤時間超活用術」を読まさせていただきました。先生のご指導の通り、BOX席に座り、手帳を広げたり読書をしたりしております」(教育関係)
「「図で考える人は仕事ができる」とその「実践編」は以前より参考にさせていただいておりましたおで、本日の御講演は楽しみにしておりました」(家畜保健衛生)
「自宅パソコンのインターネットのお気に入りに先生のホームページが入っております」(県土整備)

2時間という、講演としては長い時間だったが、聴衆の反応はそれなりの手ごたえがあった。