樋口一葉(五千円札の肖像)のライバルは紫式部(二千円札の肖像)

朝9時から夕刻18時前まで二つの講義と一つのゼミがあり、その合間に、ある学内プロジェクトに関連して外部企業からのプレゼンを三社からうけた。すべて終了後は19時からの代々木の大学院同窓会事務所での打ち合わせに駆けつける。メンバーは大学院同窓会、学部同窓会、後援会、研究開発機構下にある研究所、ルネッサンスセンターなど、そして大学側。終了後は近くの居酒屋で懇親会。

「マネジメントデザイン2」は、「怒涛の仕事量」というテーマで前回に続き講義。以下は、前回の講義アンケートから抜粋したもの。樋口一葉がライバル視したのは紫式部であるという話をしたら、二人とも五千円札と二千円札の肖像になっているとの感想が書いてあった。これは気がつかなかったなあ。そうすると樋口一葉は五千円で紫式部は二千円だから、一葉は後の評価では越えたということも言えるのかも。

「ビジネス情報デザインスタディ」は、今一番ホットな話題であるオバマ次期米国大統領の勝利演説を題材にした。

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1:樋口一葉。心が折れなかったことに感銘・母親が女に学業は不要と退学せざるを得なかったのは悲しい・太宰治。何冊か読んだ・松本清張。700冊も書いたのはすごい・「時間がない」という口癖・自分も時間に追われ焦っている・何か残せるような人生を送りたい・「上から見ないで底辺からみる」
2:樋口一葉。ライバルは紫式部、女生性なのに凄い・5000円札の肖像、紫式部2000円札・自分を犠牲にして働いている・読んでみたい・松本清張。700冊も書いたのはすごい・清張は下からの視点、司馬遼太郎は上からの視点・底辺から見上げる姿勢がかっこいい・貫録のある顔・「砂の器」を知っている・太宰治。食事量も女性関係も仕事量と同じぐらい凄い・仕事力を尊敬、「走れメロス」を読んだ
3:樋口一葉。学ぶ環境にあってもやる気がなければ身につかない・家族を養うために頑張った・5000円札の肖像なんてすごい・書いた日記で現代にも影響を与えているのはすごい、貧乏でありながらも生きざまを残したのはすごい・自分と3歳しか違わない年で苦労を重ね家族のために仕事をし生涯を終えた・松本清張。作家スタートが42歳に驚き・テレビ放映されている彼の本を読み彼の世界を感じたい・太宰治。一番好き・三鷹市内の町おこし、昔と変わらぬ風景を実感・行動は感心しないが兄より有名、後世に名を残す・ここまでして作家をするという意思が凄い・好きだけれど自分は司馬遼太郎タイプ・司馬遼太郎。「坂の上の雲」の著者である彼が好き・高知県出身なので好き(比較すると松本清張の方がいい)
4:樋口一葉。女性なのに相当な活躍・詳しいことまで知らなかった、苦労が身近に感じる・努力家,勉強家、見習いたい、24歳という若さでの死・頭のいいかしこい人・機会があれば読みたい・松本清張。記念館のステンドグラスを見たい・怒涛の仕事量、これだけのベストセラー、ブームを生みだす作家は現代には少ない・原敬。母親も優れている・その他。作家は素晴らしい、外見でなく心の美しさ
5:樋口一葉。努力家・何がそこまで書かせたのか?・若すぎる死、世間にもてはやされても「私自身昨日の私と何の違いがあるだろう」・25歳までにどんな人生をのこせるだろうか・「このような時代に生まれたものとして何もしないで一生を終えてよいのでしょうか。何をなすべきかを考え、その道をひたすら進んでいくだけです」の言葉から就職の道を考察したい・生涯を家族のために尽くすことは自分にはできない・松本清張。15歳から働きとても苦労した、「時間がない」という言葉に納得・亡くなってからもドラマ化や映画化されることは凄い・先入観を持たない、質より量をこなすことが大切・偉人にも学校で勉強していない人がいることに驚き、中年からは夢を持てないのではと思っていたがそんなことはないと彼の活動に励まされた・口癖が「時間がない」、小説を書くのが好きだったのだろう、記念館を訪れたい・スタートが遅いのに質の高い作品、怒涛の仕事量・1000作品700冊の仕事は作家の鏡、作家自身に興味・太宰治。「走れメロス」「人間失格」一度の人生でこんなにも多くの作品を書けるのは凄い、なぜ自殺したのか?39年の生涯で4回の自殺は何かおかしい、そんなに死にたかったのか・遊び人、兄の金で遊ぶ生活に驚き・学生時代からの自殺に驚き・教科書に作品、人の何倍もの仕事量・与謝野晶子。興味あり
6:樋口一葉。不遇な人生と残した業績に紙幣の肖像になるのも納得・太宰治。太宰の人生そのものが作品
7:樋口一葉。1か月に一冊書きあげたことに驚き・家族を養う為に凄い仕事量、凄い精神力・生活のために書き続けるというのはまねできない、最後の一年間連続して書き続ける集中力・松本清張。ドラマを見て原作を読む、もっと作品を知りたい・太宰治。人物像を知り作品を読んでみたい・将来にも名の残る作家・他の文学者と違う、現代の若者にも受け入れられる・太宰のように本をたくさん読んだり勉強したい・松本清張。世界観が好き・ドラマから素晴らしさを知る・その他。性格タイプで感じ方に違いがある
8:樋口一葉。恋愛をしていたらもっと良い作品をかけたのに・太宰治。39歳で亡くなる前に30作品を残している凄さ、並大抵でない・その他。凄い仕事量
9:樋口一葉。奇蹟の14か月、幸せになってもらいたかった・作家生活14カ月なのに近代現代史に残る多くの作品を残し凄い・女性でありながら優れた才能、紙幣からなじみ深い・松本清張。書くことが好きだからこその700冊・「砂の器」「黒革の手帳「点と線」もっと読みたい・「書く」ことに一生をささげた作家の鏡、「仕事量」は忍耐力,力量に比例する・「下から見る」見方をしてみたい・太宰治。天才はやんだ人が多い、自殺するほど追い込まれるとは天才も大変・「人間失格」強烈な自意識過剰・「走れメロス」人を信じること・教科書に残っていることが嬉しい・偉大な人間には影がある・「人間失格」は遺書・好きではないが自分と似ている,親近感・その他。大量に本を書くのは大変だが凄い