十勝毎日新聞に「行政、納得型へ」の記事

10月31日に講演した北海道広尾町から11月6日付の十勝毎日新聞の写真入り記事が送られてきた。
講演の内容を長田純一記者が署名入りで紹介したものだ。
当日書いてもらったアンケート、ホームページのサロンへの書き込み、直接送られてきたメールなどの反応があるが、今回の反響は地元の新聞記事。

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「行政、納得型へ」
  久恒多摩大教授が講演

「広尾」
多摩大学経営情報学部教授で各地の自治体総合計画づくりに携わる久恒啓一氏がこのほど、町コミュニティセンターで「住民の意思に基づく総合計画の策定について」と題して講演した。
南十勝4町村と幕別町で構成する南十勝夢街道プロジェクト推進協議会が主催。広尾町開町140年記念事業の一環で、管内各地から住民や自治体職員ら約100人が参加した。
講演で久恒氏は「市町村の総合計画は、国や都道府県の顔色だけを見て、住民ニーズを深堀りしたものはない」と指摘。難解な行政用語をちりばめ、住民に分かりにくい計画を作っても意味がない、と切り捨てた。
その上で、自身が提唱する「図解コミュニケーション」論を展開。計画体系を図式化することでより理解が深まるとし、「行政の住民に対する考えは、説得型から納得型に転換すべき」と述べた。

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同じ日付の記事によると、広尾町は「町づくり計画推進委員会」が八足。町長が12月に素案さくていを諮問し、09年度中に完成を目指す。委員会は一般公募のほか、町内の産業、福祉、教育団体から町が選任した町民30人で構成。40-50代が中心。産業、保健福祉、生活環境などの5つの専門部会を設ける。町は10年度に町議会に諮る。委員長は前町議、副委員長は商工会女性部長。
どのような議論が展開され、どのような計画に結実するか、関心をもっていきたい。