ビッグイベント「Chabo!著者が教える 夢を叶える私の方法」

k-hisatune2008-12-04

懐かしい京成電鉄青砥駅に降り立ち、「Chabo!著者が教える 夢を叶える私の方法」というイベント会場に向かう。
18時前に入ると、メンバーの勝間和代さん、山田昌弘さん、竹川美奈子さん、神田昌則さん、和田由美さんが集合。山田さんと和田さんと神田さんはメールの世界だけでの知り合いだったので、名刺交換。すぐに6人によるサインが始まる。今日のイベント用に連名のサインを行うということで、流れ作業であっという間に120冊ほど「黄金のガイドブック」(東洋経済)のサイン本が完成する。エネルギーが充満している不思議な空間の楽屋である。

打ち合わせもほとんどなくて、すぐに本番になる。会場は1100名ほどの人が入場している。メディアは10誌ほど来ているとのことだ。一人3800円の入場費で、収益はNPO法人JENを通じて全額世界の難民支援に充てられる。

第一部は、勝間さんとJENの木山啓子さんのスーダン報告。Chabo!の著者印税で集まった2000万円の使い道の調査だが、今回のイベント収入でも井戸を二本掘ることができるというイメージになる。スーダンに加えてスリランカも今後の対象になる。

第二部は、パラサイト・シングル格差社会、婚活などの時代を的確に表すキーワードを提供し続ける山田昌弘さん、「投資信託にだまされるな」などマネーに関する本でファンが多い竹川美奈子さん、そしてファシリテーターの私の3人のパネル。最初5−7分ほど一人一人が話をする。Chabo!に参加したきっかけから始めて、そして夢を叶える私の方法を語る。45分間で話を引き出さねばならないので、私は時計とにらめっこしながらの司会となった。テキパキ話す竹川さん、癒し系の雰囲気を漂わせる山田さん、皆さんこういう機会には慣れているので、私もリラックスして楽しく進めることができた。

第三部は、勝間さん、神田さん、和田さんで、それぞれが若者のカリスマたちだ。和田さんがややゆったりとした構えなのに対して、神田さんは強いオーラで会場に言葉を投げかける。勝間さんは、理路整然と話をしていく。三者三様だが、会場の雰囲気は熱い。

最後は、全員でひとことづつ話をして終了。

「夢を叶える私の方法」の共通項は、夢を書き留めておくこと、続けること、人のためにやると力が出てくること、このあたりかな。

会場の人は多くを学んだだろうが、山田さんからはフィールドに出続けること、勝間さんからな年収目標(20代で1000万、30代前半で5000万、後半でその一桁上)、竹川さんからは天引き貯蓄という仕組み、神田さんからはカリスマ的雰囲気、和田さんからはとにかくやり続けること、こういうことを私自身も学んだ。
このメンバーは、みんな礼儀正しく人柄がいい。和田さんはゆったり、ほんわかした雰囲気、神田さんはアジテーター、竹川さんはガッツウーマン、山田さんは大上段に振りかぶらない引き気味のキャラ、勝間さんにも涙があったかという意外性。
勝間、和田、神田、竹川は、若者に力を与える、山田は温かく見守る、私は励ます、というこういう役割だろうか。

最後に全員の今後の夢。

  • 山田昌弘さん。喫茶店かバー、クラブのマスター。演劇、文化、の評論を書いて暮らす。数学の修士号。
  • 竹川美奈子さん。ストレスのかからない「お金との付き合い方」の普及。サロンをつくる。着物を着て和食料理教室を開く。
  • 神田昌典さん。この場にいられる機会を得られること、弱い立場の方々へのかけはしになっていくこと自体が夢のようなこと。
  • 和田由美さん。そのときそのときの自分の成長に合わせた欲しいものを手に入れてて幸せな自分でいること
  • 勝間和代さん。資本主義に対する新しい考え方の一端を担うこと。若者、女性が活躍できる社会をつくること。日本の全都道府県(45歳)、世界の多くの国(100カ国以上。55歳)の旅。
  • 私。現代の志塾・多摩大学で産業社会の問題解決の最前線に立つ人材を育てる。その後のイメージは、弁護士。作家、、、。

こういった大きなイベントを運営するのは大変なことだ。不便な場所で1000人以上の人を有料(3800円)で集客し、パネリスト6人を上手にコントロールし、メディアや出版社への対応をこなし、次の展開につなげていく、こういうことは並大抵の意志や能力ででできることではない。スタッフも「志」が高い。

パネリストはアラフォー世代が中心で私は一番の年かさだったが、会場に集まった人たちの熱気やChabo!著者のパワー、そして時代の息吹を感じるいい時間を過ごした。

「今日も生涯の一日なり」だ。

(写真は楽屋でサインに必死に取り組むメンバーたち)