仙台日帰りの風景

仙台での卒業論文指導にあたるため東北新幹線を使う。

大学に行く途中に、仙台時代に洋服を選んでもらっていた山浦さんが他のデパートに移ったので、激励を兼ねて顔を出すがあいにく休み。電話をかけるとすぐに現われて、短い時間でスーツが決まる。この人のセンスで選んでもらうと間違いがない。この人は絵描きでもあり、売り場で絵を展示している。東北大学病院飾るというプロジェクトもうまくいったとのこと。

昼過ぎに携帯電話が鳴る。ゴルフの師匠である富田さんからで、西仙台CCでのゴルフがたった今終わって今から食事とのこと。野田先生に変わると、「いやあ、今日は大変勉強になった」とご満悦、これでさらにスコアはアップすることだろう。私も誘われたのだが、スケジュールがあわずに参加できなかった。

泉パークタウンでの所用を済ませたあと、天気がよく気持ちがいいので歩くことにする。キャラウェーというショッピングスポットから、いつの通っていたパーマ屋を通り過ぎ、ゴルフ場に向かう坂を登り、テニスコートを見ながら歩く。医療福祉専門学校の脇を通って大学へ。

久し振りに宮城大学。4年生の卒業論文にあたり、そのまま仙台駅へとってかえす。泉中央までのタクシーは顔見知りの運転手さんだった。今年仙台最後の日に仙台駅まで送ってもらった人で、そのとき「お世話になりました。お元気で」と降りてきて握手をしてくれた運転手さんだった。いろいろと話をしたが、他の吉田さんという運転手も私に会いたがっていたとのこと。長く住んでいるといろいろな交流がある。

仙台駅で、週刊ポストと「AERA」を買う。
本日発売の週刊ポストには、「有名人プロデューズ!「09年手帳」術の極意」というコーナーがあり、勝間和代手帳、蔭山手帳、日野原手帳などが紹介されている。こういった有名人手帳を使う意義を述べるというのが、ンタビューを受けた私の役割だった。

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手帳の活用に詳しい久恒啓一多摩大学経営情報学部教授はこう指摘する。
「著名人の考案した手帳は、それぞれの道を突き詰めた人の知識、経験が盛り込まれています。ですから達成したい目標が明確な人であれば、成功者がプロデューズした手帳から学ぶことは多いでしょう」

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「AERA」ではひと昔前なら「コンピューター付きブルドーザー」と呼ばれていたかもしれないが、そんなアブラギッシュさは微塵もないとして、「前例がない」、人類はカツマカズヨに初めて遭遇したと、うまい表現でカツマ現象をあらわし、「2008年、カツマカズヨは日本を席巻した。AERA編集部は総力を挙げて徹底解剖する」と宣言し、多くのページを割いている。さすがに読み応えのある記事に仕上がっている。

往復はiフォンで音楽を聴きながら過ごす。同僚で音楽に詳しい樋口裕一教授が選んでくれたクラシックを聴きながら旅をするのが楽しみになっている。加えて今回はシンセサイザー富田勲先生の音楽を感動しながら聴いた。