神田樽平で行われた小中陽太郎先生を囲む「ヨタロウ会」に参加。
小中先生は最近講談社から「市民たちの青春 小田実と歩いた世界」を出版した。1934年生まれの小中先生は「ベトナムの平和を!市民連合」(ベ平連)を小田実さんと一緒にやった人物で、鋭さと抱擁力に富む人柄でファンが多い。私もこのところ親しくしていただいてすっかり先生のファンになった。知研でも昔から講演をお願いしたり、総会でお話をいただいたりして、お世話になっている。最近では、多摩大の同僚の樋口裕一教授と一緒に日本ぺンクラブに推薦していただいた。
亡くなった小田実は、「何でもみてやろう」で私たちの世代にも大きな影響を与えた作家だが、私は知研の仕事で若いころ何回も会っている。旧吉川英治亭で行われた教育に関する討論、大阪で行った知研のセミナー講師をお願いした時など、、、。
最初は、20年以上前だと思うが、講談社が所有していた旧吉川英治邸で、小田実、小室直樹などの論客や、原田、黒羽など新聞記者、そして文部省事務次官経験者などの座談会で、舌鋒鋭く議論をリードしていた姿をみた。私はこの会を主催した知研のメンバーとして議論を聴くことができた。この会では、元文部官僚と小田実の対決が中心だった。
2回目は、大阪での知研の講演の前のに時間があって二人で喫茶店でしゃべったとき、考えがまとまってきた「図解」の理論を説明したら「それは大変なこっちゃなあ」と感心してもらったことを思い出す。セミナーの司会を私がやって、会員の車で小田さんを送っていった光景を思い出す。風圧は強いが、気さくな、そして大きな人だった。
ヨタロウ会の皆さんのあいさつは、小中先生と今回の新著が話題の中心だったが、みんなの1分間と限定された時間の中での話がなかなか面白く、かつ味わいがあった。酒もうまく肴も美味しく、楽しい会だ。
- 作者: 小中陽太郎
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2008/11/21
- メディア: 単行本
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以下、話をメモってみた。雰囲気はわかると思う。写真は小中先生にサインをお願いしている参加者たち。
- 須藤甚一郎さん。「真っ黒長屋の物語」
- 松川さん
- 法政大、中核派。○○通信
- たきざわさん。柴田書店(料理)
- 片山修さん。ジャーナリスト。トヨタは1969年レベルになった
- 浅井さん。こうぶん社
- はっとりひできさんの息子。電線会社、小中先生のホームページ作成
- せいほ堂出版。「皆をとみんな」「娘と乙女」
- はっとりさん。乾杯。
- 社長。出版社。「小説平賀源内」。堂々たる人生をむなしく過ごした人
- 近藤さん。朝日新聞に顔。停年おやじの海外武者修行
- 北岡さん。読売、アメリカ30年
- 樋口さん。
- 久恒。
- 八木哲郎さん。知研。小中先生と長いおつきあい
- 秋田さん。「ラ・メール 母」
- 藤島さん。雑誌編集。「公研」(公益産業研究)木川田一隆。
- 婦人公論
- 講談社。今回の本の編集のせいかずひろさん、、。
- あいはらさん。年女。人生の半分以上を小中先生とお付き合い
- ほだかけんいちさん。日本ペンクラブ広報担当
- 井出さん。ペンクラブ事務局長代理
- ペンクラブ電子文芸館委員長。ベ平連。NHK記者。阿刀田体制の理事
- たかはしのぼるさん。とーほー書房。67歳
- きまたふゆさん。シントクマル。寺山修司の伝記
- ヨーコさん。
- あいかわさん。そーしん社。大内つとむ「農業の日本価値」90歳
- ヨタロウ会会長。自費出版。65歳。「よい子悪い子いじめっ子」
- 小中夫人。せいさん。次女の結婚話。
終了後、八木さん、秋田さん、樋口さんと4人で11時まで歓談。今年の飲み会は本日で終了。