拙著「図で読み解く!ドラッカー理論」の中国と韓国での翻訳本

2004年にかんき出版から出した「図で読み解く!ドラッカー理論」という本は、現在までに版を重ねて手堅い動きとなっています。

ドラッカー関係の学者や信奉する実務家は多いが、その理論を図解を用いて解説した本は初めてだったので、話題になりました。この本が縁でドラッカー学会ができるとき、発起人を仰せつかったこともあります。門外漢の素人なのだが、新しい切り口でドラッカーを論じたということでいくつかの縁ができました。

この本は現在でも少しづつ版を重ねており、初心者のとっつきとして重宝されているようです。

図で読み解く!ドラッカー理論

図で読み解く!ドラッカー理論


その「図解・ドラッカー」の海外での翻訳本が2冊本日届きました。

一冊は中国で翻訳出版されたもので、もう一冊は韓国での翻訳出版です。
韓国はハングル文字なので、まったくわからないのですが、表紙のピーター・ドラッカーの顔写真と、本文中の図解の形をみると、私の本の翻訳本だなと見当がつくという具合です。中国版では、「徳魯克」という赤い文字が、ドラッカーと読むらしいことがわかります。ドラッカーのエキスを抜きだしたという意味でしょうか、「管理精粋」(粋の文字は日本語にはないので代用)という文字をタイトルにも使っています。

いずれの本も、「図で読み解く!ドラッカー理論」の図の中のキーワードが、ハングルであったり、中国で使われている漢字であったりになっています。このキーワードを英語、フランス語、中国語、エスペラント語、などに変えていくことによって、どの国の人々もドラッカーの経営理論を理解できるようになるはずです。ドラッカーの本は台湾でもすでに出版されていますが、ドラッカーは「杜拉克」という文字でした。



今までの私の本の翻訳出版は、韓国、中国、台湾で盛んで、10冊を超えており、現在でも翻訳するという連絡はあったが、その後どうなったかわからないものもあります。

英語での出版をアメリカで、という話もでてきており面白くなってきました。

また、6月には「図解・資本論」という本を出版しますが、この本は多摩大学大学院の私の講義を受けている社会人大学院生との共同作業で、この土日に最後の校正をする予定ですが、今までにない「マルクス資本論」をお目にかけられると思います。この本も東アジアでもすぐに翻訳されるのではないかと思います。

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午前の2時限目は講義。
午後の3時限眼はプレゼミ。
夕刻には品川でN出版社と企画の打ち合わせ。
18時半から21時40分まで、大学院で講義。