「あら・えじ(新居・江島)カンタービレ」

k-hisatune2009-06-26

午前は、マネジメントデザインの11回目の講義。トヨタプリウス、ホンダのインサイト、ボーズの小型ステレオ、十六茶の「モノマガジン」の広告を材料にした授業。

昼休みは、樋口裕一教授とそのゼミが監修する「あら・えじ(新居由佳梨・江島有希子)カンタービレ」(多摩大生のためのクラシック入門)の第三部を聴く。二人とも若く美人でスタイルが良く、しかもそれぞれ新居さんはピアノ、江島さんはバイオリンの名手だそうだ。「バイオリン・ソナタ第5番春より第一・第三楽章)(ベートーベン)と「バイオリン・ソナタ第9番クロイツエルより第一楽章」(ベートーベン)。「クロイツエル」は樋口さんよれば、世界一の名曲だそうだ。ゆっくり始まったがで、スケールが大きく張りつめた調べにしだいになっていくという曲で、聴きながらそうかもしれないと思った。聴衆も多く、この小イベントも成功だったようだ。

午後は、プレゼミ。中村その子先生の映画を使った講義を1年生と一緒に聴く。

終わってすぐに、九段サテライトに向かう。15時45分に到着し、配付資料を点検し会議に入る。
毎月1回の大学戦略会議で、理事長・常務、学長、学部長、研究科長、事務長、経営企画室長らがメンバー。私は学長室長として司会を担当している。学長室からは、20周年記念シンポの報告、今年の偏差値、留学生・地方学生の入学についての方針を報告し了承してもらった。寺島学長からは、文部科学省の資料説明、そして各案件事にそれぞれコメントがあり、情報共有と方向性が確認できた。

19時からは、赤坂の永楽倶楽部で知研の小セミナー。講師は「観光カリスマ100選」(日本文芸社)を上梓した市原実さん。市原さんは1942年生まれで、丸善に勤務した後、長崎総合科学大学を経て、岐阜県立大学で教授として教鞭をとっている方で、専門は地域振興・地域経営。2002年に初めて選定された「観光カリスマ」100人に関する話で、とても参考になった。
この100人を訪ねて3年半を費やしてインタビューを重ね、本を書いた。ゆずの馬路村、石見銀山フィルムコミッション滋賀県の黒壁、長野県の小布施、由布院の溝口薫平、河口湖の小佐野常夫、大分県竹田市の首藤勝次という人たちの活動を聞いた。それぞれの活動も、そしてそれを本という形で紹介した市原さんの活動も尊い。

少し早めに会場を出て、自宅で22時からの報道ステーションを見る。マイケル・ジャクソンの死ををめぐる寺島さんの「中年の危機論」や、東国原知事橋下知事らの動きに関する「ワンイッシュー」でものごとを決めることに対する疑念と総合的な視点の必要性の発言など、参考になった。

毎日新聞(090626)のインタビュー「愚問ですが 今「マルクス」が売れるわけ 共産党不破哲三さんに聞く ...」。
この記事の中で、新著「図解・資本論」も紹介されている。
http://ratio.sakura.ne.jp/archives/2009/06/26234527/

◇今年出版されたマルクスの入門・解説書など(50音順)
知っておきたいマルクス資本論」(神津朝夫著 角川学芸出版)図解 これならわかる!マルクスと「資本論」(木暮太一監修 青春出版社
図解 資本論久恒啓一監修 イースト・プレス)続・資本論 まんがで読破(バラエティアートワークス編 イースト・プレス
誰もが読める「資本論」 起て 飢えたる者よ!(咲木英和著 新生出版)知識ゼロからのマルクス経済学入門(弘兼憲史著 幻冬舎
とっさのマルクス あなたを守る名言集(的場昭弘著 幻冬舎マルクス資本論」入門(河出書房新社マルクスの逆襲(三田誠広著 集英社
マルクスは生きている(不破哲三著 平凡社)理論劇画 マルクス資本論門井文雄著 かもがわ出版