最初は盃一杯の水から始まっても、のちには大黄河となっていくような

茂木健一郎さんの関係の本(対談が多い)をざっと読んだ。印をつけたところをピックアップしてみる。

  • 本当の論理というものは、しばしば直感に近くなんですね。(林望
  • それぞれのアカデミック・バックグラウンドを持った人たちがインターディシプナリーに会話をする。そういうテーブル談話、卓話が一般教養なんですよね。(林望
  • 最初は盃一杯の水から始まっても、のちには大黄河となっていくような、そういうアカデミズムをつくるためには、本当の隔絶した大英知というものを育てていかなくてはならないと思います。(林)
  • 僕は、インターネットで勉強してノーベル賞をとる人がそのうち出ると思っています。(茂木)
  • 私たちの脳の中には、まさに「天の川」のような雄大な風景が広がっているのである。(茂木)
  • インターネット上にブログでもホームページでも立ち上げて、そこに価値のある情報を蓄積していけば良い。名刺も要らない。「私の名刺で検索してみてください」と一言伝えれば、それで済む時代がやってくる。(茂木)
  • イデアは、オフィスで座っているときに生まれるものではありません。移動中とか、寝る前とか、お風呂の中とか、一人になるときに出ると思うんで。(佐藤可士和
  • 経営判断というものは、じつは最前線でいちばん行われていなければいけないというのが、私たちサービス業の特徴です。(星野佳路)
  • 長く続けるために必要なのは、何かを発見する楽しさだと思います。「面白いなあ」とか「楽しいなあ」ということを感じられるかどうか。受け身の気持ちからは、決してそういう感情は生まれてこないと思うので、自発的であることはすごく大事でしょう。(羽生善治
  • 自分に合う仕事なんかないですよ。自分が仕事に合わせなきゃいけないでしょう。だって、まるで経験のない人が、あれもダメ、これもダメと言っていたら、やる仕事なんてありませんよ。だから仕事というのは、与えられたらそれが天職だと思って、一所懸命修業すればいいと思います、そうすれば誰だって一人前になりますよ。(小野二郎
  • 僕は逆に、がんじがらめの中に、じつは建築をいい味にするためのさまざまなヒントがあるのではないかと思ったんです。たとえば、安い素材しか使えないということを、上手くおもしろさにできないかと、スタディをいっぱいしはじめるわけです。すると、いい味を出すためのヒントが、その中にいろいろと隠れているものなんです。もしも、制約がまったくなかったら、制約を探しにいきますね。まさに宝なんですよ、制約は。(隈研吾

「教養脳を磨く!」(NTT出版)
「脳を活かす勉強法」(PHP)
「偉人達の脳」(毎日新聞社
「超一流のプロたちの仕事から学ぶ脳活性化の神髄」(NHK出版)
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今日は、ホームページへの訪問者が2000を超えた、嬉しい日だった。http://www.hisatune.net/
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