徳を育む人間学(学)と、知識・技術を学ぶ時務学(芸)

k-hisatune2010-06-13

人間学を学ぶ月刊誌「致知」を愛読している。7月号もいい記事が多かった。

7大タイトル制覇の最強棋士・張う(1980年生まれ)インタビューより。

  • 相手を尊敬することが、結果的には自分を強くすることに繋がっていくと思います。
  • 「どんな時でもいいかげんな碁は打たない」「囲碁にマイナスになることはしない」、という自分が決めたルールを守っています。
  • まさに24時間、365日、碁のために生きている。「日本一の先生(林海峰)がこんなに勉強しているんだ」と子供ながらに驚きました。
  • 僕は実践の場が一番の勉強の場だと思っています。それも練習ではなく、プロとしての公式手合です。
  • 強い人を負かす力があるというより、優勢な碁を勝ち切る力が他の棋士より幾分優れているのではないかと思います。
  • どんな相手であっても、自分が勝つ確率は10%くらいだと思って対局に向かいます。一手一手打ちながら、20%、30%と積み上げていくような感覚です。
  • 普段から疲れた脳に最後のひと仕事をさせる訓練をしておくべきだと思います。
  • 「自分の人生のすべてを賭けて」という部分が加わってくると思うんです。一道を極めている人は必ずどこかの時期でこの経験をしていると思います。
  • 囲碁は千年以上続く素晴らしい文化で、人生をよくする力があると僕は心底信じています。

作家・高樹のぶ子(1946年生まれ)インタビューより。

  • その時々に自分を占めていることに百パーセントやることです。、、、一生懸命やっていたら次が来ますよ、、、
  • 遠いビジョンはありません。とにかく目の前に次々とやりたいことが出てくるので、それに向かって進むのみです。その結果、丘に行くのか、海に行くのかわかりませんが、ネクストワンに向かって120%やっていきます。

「一源三流」
一源は誠。汗を流す。涙を流す。血を流す。
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本日の読書「高く手を振る日」(黒井千次・新潮社)