多摩の志企業「マイプリント」で社員研修

午後から夕方にかけて多摩市永山にあるマイプリントという企業の研修講師をつとめた。大学から車で5分ほどのところにある。年賀状印刷と婚礼印刷を二つの柱とする企業で、年間120億円ほどの売り上げがある。先日、研修に先立って印刷工場を見学したが、磨きあげた素晴らしいシステムで運用していた。研修テーマは「図解による仕事の見える化」。

以下、事業案内のホームページから。http://www.myprint.co.jp/

20名ほどの受講者の予定だったが、15名と担当常務と教育担当者と合わせて、計17名となった。人数が少し減った理由は、韓国企業からの来訪が急遽あったこと、また担当常務は次回参加できなくなったというが、その理由は海外出張が決まったからだった。ニッチな分野で大きなシェアを持つ企業もすでにアジアとのビジネスが日常になっていることをうかがわせる。

システム課、経営企画、人事課、購買課、年賀推進という管理部門が中心で、編集チーム、入力チームという生産部門の人もまじっている。部長、課長、チーム長というレベルの人もいるが、ほとんどは30代の若い人である。

多摩大という大学の教員として、多摩地区にある身近な企業がどのような事業を展開しているのか、どのようなテーマを抱えているのか、そしてどのような人材を必要としているのかを理解するいい機会である。採用やインターンシップなどでの連携もはかっていきたい。地元でのこういう研修の機会も徐々に増やしていきたい。

6-7時間ほどの研修だったが、熱心に取り組んでもらった。

  • 全体図のなかでどの立ち位置にいるのかを明確にすることによって、他の関連部署とのかかわりもわかてくる発見がありました。答えがだせずに煮詰まった時は図で整理することを行っていきたい。
  • 個々の業務の深さがみえてくうようで面白いと思った。自分の理解度を知るためにも、他者の理解を求めるためにもとても有効
  • 物事をより深く理解するためのツール。
  • まず大枠、全体像を理解してもらうときに、特に効果的
  • 社内、社外に向けて資料を作成することが多いので今回学んだことが活かせる。
  • もっと組織での業務にシフトさせる必要があると感じた。普段から仕事の目的を明確にする必要性も感じた。
  • 自分の作成した図に今まで評価を受けたことがなかったためとてもためになりました。
  • 改めて業務の細部を知らないのだと再認識しました。普段あまり接点がない部署についても理解できた。
  • ○と矢印、大小などシンプルな方法でできることは新しい発見でした。
  • 自分の業務の見直しができてよかった。他部署の業務もくわしく理解できた。
  • 頭を使い疲れました。

このメンバーを対象に来週2度目の研修を行う予定。