「図解で身につく! ドラッカーの理論」というテーマでの初講演

日産クリエイティブサービスでの2010年度「経営管理職研修」発表会に出席した。昨年に続き2回目。
冒頭の一時間ほど、「図解で身につく! ドラッカーの理論」というテーマで講演を行った。対象は、社長以下全役員、部門長、そして今回の発表者で、計50人ほどだが、全国の支店には同時中継されていた。今回の発表者は、課長クラスで15人。9月に二日間の私の講義と研修を受けているメンバーだ。

中経文庫の「図解で身につく! ドラッカーの理論」の中にある60数枚の図解を全て印刷し、それを材料にしながら解説と私の考えを述べていくというスタイルをとった。

タイムマネジメントドラッカー流学習法、全員一致なら決定しない、すぐれたリーダーシップの条件、組織の機能、経営の本質はコミュニケーション活動にあり、マネジメントの定義の変遷、イノベーションを内包するマネジメント、企業活動の目的は「顧客の創造」、知識創造プロセス、企業の社会的責任、成功する人事の4つの減速と5つの手順、イノベーションの条件、、、。

ドラッカー理論に関する初めての本格的な講演だったが、経営幹部、部課長向けを意識しながら語った。ある程度うまくこなしたという感じがする。講演のレパートリーが増えた。

研修効果を確かめながら15人の発表を聴き、最後に社長の総評の後、30分ほど講評を行う。

以下、受講者の感想から。

  • 講演「図解、、、ドラッカーの理論」はマネジャーとしてのあり方がよく理解できた。
  • 講演は大変良かった。有効活用してリーダー層の教育に役立てたい。
  • 図解を使ってドラッカー理論を可視化した講話にはいくつか気づきがある。全員一致は疑え、決定とは、人生の第二に向けた今後の過ごし方、コミュニケーションサークルが経営!、イノベーションの条件は先日のノーベル賞のコメントを思い出させる先生のコメントでした。大変有意義で、是非これを機会に先生の本を手にしたい。
  • ドラッカーの理論については既に手元にあり斜め読みしています。本日の講義と合わせて読み直し、人生に活かしたいと思います。

図解で身につく!ドラッカーの理論 (中経の文庫)

図解で身につく!ドラッカーの理論 (中経の文庫)