たまっていた原稿を片づけました


木蓮(モクレン)が咲き始めました。
このところ滞っていた原稿をかたずける。

  • 雑誌「タウンマガジンなかつ」(郷里中津)へのメッセージ。5月号。「遅咲偉人伝」
  • 雑誌「致知」のインタビュー原稿チェック。5月号(4月1日)。「日本偉人伝 徳富蘇峰の歩いた道」。
  • 文庫本「図解・世界の名著」(仮)原稿チェック。4月20日中経出版より発刊予定。
  • 機関紙「寺島文庫だより」の「多摩大・インターゼミ報告」の原稿書き。4月。

「タウンマガジンなかつ」の読者へのメッセージ
2005年正月の福沢記念館を皮切りに始めた「人物記念館の旅」も、もう400館を超えてライフワークとなりました。日本には偉い人が多かったことを改めて実感しています。また、この聖人巡礼の旅を続ける中で、人の偉さとは人に与えた影響力の大きさで示すことができると考えるようになりました。広く影響を与えた人は偉く、加えて深く影響を与えた人はもっと偉く、そしてさらに長く影響を与えた人は最も偉い人だと思います。そういう観点からみると、福沢諭吉先生は生前に広く深く影響を与えただけでなく、慶応義塾を創設し長く影響を与え続けていますから、現在までの影響力の総量はきわめて大きく、近代ではもっとも偉い人物であるとも言えるでしょう。
少子高齢社会は、一歩一歩山を登るがごとく力を貯えて高齢になって次第に花を咲かせていく、そういう姿が少なくなる若者への無言の教育にもなる、そういう時代だと思います。少子高齢時代は、遅咲きの時代です。
30代から始まった私の著作もこの本で100冊になりました。この本で拓いた地平を踏み固めて、「本物の日本人」という新たなテーマに向かって歩いて行こうと決意しているところです。
沈丁花ジンチョウゲ