午前は入学式、午後は教育活動共有会

2011年度入学式を予定通り多摩センターのパルテノン多摩で開催。経営情報学部353人、グローバルスタディーズ学部171人、計524人。東日本大震災の被災者に黙祷。

寺島学長「被災地から6人。試練の時。転換期。等身大ではない巨大技術に身をゆだねる社会。日本の在りかたそのものが問われている。近代日本の問い直し。どういう日本にするか。再建。大きな構想力。産業と社会。社会人への準備期間。知的武装。何をしたらよいか、自分は何者か、どんな役割を果たすべきか。人生でもっとも大切なことは一生涯を貫く仕事を持つことです(福沢諭吉)。発見し深めていく。誇り高き一生。何のプロか。断片的な知識を知性に換えていく期間。知識量の正確さという歴史の勉強から、つながりをどう理解するか。日本史と世界史、自分と歴史。自分の10代前(250年前)の血のつながった祖先は2046人。20代前は100万人。それぞれの人がどんな時代を生き、どんなテーマで生きたか。イマジネーションの深さが必要。歴史意識への始まり。ユーラシア、アジア、世界への関心へ。純日本人はいない。アジアに向き合う日本。視界を広げよ。多摩大創業の志は実学志向。生きた知識、知性。多摩学。グローカリティ。多摩に深く根ざした知性。阿久悠作詞・三木たかし作曲の学園祭も特色のひとつ。充実した4年間を!」
経営情報学部新入生代表・田中香穂:高校時代にソーシャルビジネスに関心。志入試。「将来は社会問題の解決」
グローバルスタディーズ学部新入生代表・今村満理奈:秋田県出身・志入試。ボランティア経験。英語でスピーチ・
田村常務理事「現代の志塾。志のある人材。実学。実社会で通用する学問。私の最初の職場である特許庁の初代長官は高橋是清。高篠著作で学問と職務の関係を論じている。職務で大成功することが一番大事。そのために学問を活用せよ。修めた学門を使う。考え方、覚悟、信念。実学の府・多摩大。産業社会の問題解決の最前線に立つ人材を育てる経営情報学部。グローバルな問題を解決でき、グローバルな舞台で活躍できる人材を育てるグローバルスタディーズ学部。」
志、現代の志塾、志入試などのキーワードは完全に定着したという印象。

入学式前後に学長とも懇談。
菅野特任教授とコーヒーショップで歓談。

午後は大学。まず就業規則関係の説明会。過半数の代表者を選出する。私も候補になってしまったが、今泉先生を選出。

初めての教育活動共有会を開催。2-3時間。ほとんどの教員が参加し、資料をもとにひとりづつ説明。個々の教員の問題意識と具体的な授業の様子などがよくわかった。表現力・コミュニケーションン力・文章力・プレゼン力などが全体を通底するキーワードだった。
終了後、教員ラウンジで歓談。諸橋、豊田、金、樋口、今泉などの先生たちと懇談。