新著「図解でわかる! 難解な世界の名著のなかみ」

新著「図解でわかる! 難解な世界の名著のなかみ」(中経の文庫)を刊行。648円。287ページ。

  • 「聖書」から「君主論」「種の起源」「資本論」「論語」まで。
  • 知っておきたい西洋、東洋の名著が集結!
  • これだけは読んでおきたい名著46を厳選。一枚の図と短い解説によって全体像がつかめる!

図解でわかる! 難解な世界の名著のなかみ (中経の文庫)

図解でわかる! 難解な世界の名著のなかみ (中経の文庫)

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以下、「はじめに」から。

プラトンが「国家」を書いたことは知っている。モンテスキューが「法の精神」を書いたことは知っている。孔子の「論語」、司馬遷の「史記」も、そして孫文が「三民主義」を唱えたことも知っている。しかし、その内容を、どれだけ理解しているだろうか?
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日本のビジネスマンは、仕事や勉強はできても、教養が不足している---こういわれて久しい。かくいう私自身もその一人で、ビジネスマン時代にも、そして教壇に立っている今も、そう感じることがある。そうすればそれら人類の知的な遺産を全体として知ることができるのか、人間の施策や思想の歴史を知ることができるのか。自分が立つ現在の地平を過去の延長線上に捉えたいものだ--そういう思いをずっと抱いてきた。
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膨大な文章を一枚の図にしたため、「省略しずぎである」「理解が浅い」「間違っている」という人もいるかもしれない。また、偉大な著者たちが天国で起こっている顔を見えるようで申し訳ない思いもしている。
だが、彼らの思想は複雑で難解、かつレベルが高い。一般読者にとっては正しく理解するよりも、誤解も含めて自分なりに死をウ把握することが重要だし、現在に続く偉人たちの連なりを視覚的に捉えることも意味があるのではないだろうか。
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本書では、世界の名著を一つの歴史としてタテにつなぐことを試み、大まかではあるが人類の思想史の鳥瞰図を目指した。
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文章においては、1・この書物が書かれた時代背景 2.述べている内容 3.その後の世界に与えた影響 という三つのパーツで構成し、説明している。

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「図解で身に付く!ドラッカーの理論」を出した中経出版の文庫の第二弾。
さて、どのくらいの反響があるだろうか?

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今日は、多摩で、講義、プレゼミ。そして九段で大学運営会議。