「オバマ政権の環境変化と日本関係への影響」(渡部恒雄)

本日のリレー講座は、東京財団上席研究員の渡部恒雄先生の講義。

  • ワシントンの「東アジア政策」の決定に影響力のある重要ポジションは3つ。国務省東アジア担当。NSCアジア上級部長(大統領特別補佐官)。国防総省
  • 最近人事異動があった。アフガンからの撤退をにらんだ配置、CIA長官が国防長官。オバマの側近の起用。イラクからNSC日本部長に。
  • 最近のアメリカの関心(メディア)、リビア空爆よりも日本の大震災だった。日米関係、アジア、エネルギー。
  • アメリカ政府は、一人の人間の人格と思わな方が良い。いろいろな勢力が競っているのが実態。
  • オバマ政権は、対中国では現実的な関与政策、エンゲージメント政策。牽制しつつも関係を深くしていく。
  • 中国の経済力と軍事力。2010年のリアアース禁輸、南シナ海で中国は問題ありと認識。国際社会の責任を果たさないのではないか。コントロールが必要。
  • アメリカの力の限界の自覚。経済の立て直しから再び世界のリーダーへ。
  • アクセス拒否能力。第一列島線第二列島線
  • 中国の核心的利益は、台湾、チベット、新疆ウルグアイ
  • 中国をにらんだバランスオブパワーの観点から日本の重要性が高まっている。
  • アメリカの震災のトモダチ作戦。日本を援助。災害協力。原発事故ウオッチ。原発の影響を最小限にしたい。
  • 浜岡原発停止には戦略的合理性あり。最悪は脱した。
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10時:面談。11時:ホームページ打ち合わせ。13時:面談。13時半総研打ち合わせ。14時50分リレー講座。16時20分から19時までゼミ。