新著「人生の道を拓く言葉130」の書評がアマゾンに出始めた

先週発刊の新著「人生の道を拓く言葉130」(日経ビジネス人文庫)の書評がアマゾンに出始めた。どのような影響を与えているかがわかり嬉しい限りだ。今後もウオッチしていきたい。http://www.amazon.co.jp/dp/4532196000/ref

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小泉 雅大 (横浜市)
先人達が苦難を乗り越えて紡ぎ出した130の至上の名言がまとめられている。
特徴的な事は、著者自らが2005年から「人物記念館の旅」において、記念館の掲示物、パンフレット、そこで求めた著書から集めた名言達であり、まさに著者が自ら足で稼いで集めた名言集であるということである。
取り上げられている人物も、作家、政治家、アスリート、教育者、書家、軍人等多岐に渡っている。著者も「文庫化にあたって」のところで回顧しているが、偶然にも関東大震災に遭遇している人達が多く、(政治家・後藤新平、実業家・原三渓、歌人与謝野晶子等)東日本大震災を受けて、我々がこれからいかに歩むべきかを考えるにあたり、この時期に上梓された事への意味を感じる。
本書の構成は、3章からなり、1.志を立てる 2.志を育む 3.志を磨くとなっており、
各々の章で、先人たちの名言が味わえる。志は誰でも立てることができる。しかし、志を本物の志にするためには、現実との格闘が無ければ、理想止まりになってしまう。立てた志を、現実に晒し、その中で本当に残った思いこそ、本物の「志」と呼べるのであろう。
その意味で、第一章では、まず自分自身がこの人生を賭してなすべきことは何かの問いを呼ぶ。第二章においては、その志を、育てていくためにはどうして行けばよいかのヒントが隠されている。私見だが、そのヒントは、「今日一日を生ききること」と理解した。そして、第三章においては、志を磨くためになにが求められるかが先人達によって語られている。その一つの答えとして、「目の前の現実との格闘」においてのみ磨かれるものと理解した。二度とない人生、誰のものでもない自分の人生を全うするために、
目の前の現実との向き合いの中で、自分自身を磨き続けたいとの勇気をもらえる良書である。

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NORVIQ
偉人と思しき方々の、含蓄のある言葉が右ページに、その謎解きや解釈が左ページに盛られた、見開き構成。偶然開いたところだけ見ても、不思議とその日に必要な気づきが示されていたりする。また、意外と知らない史実がエピソードに盛り込まれていて興味深い。自分自身、かなり色々なことを知っているつもりでいたが、130ある言葉の内、既に知っていたものは1割にも満たなかった。その意味でも、全ページ、刺激に溢れた良書だと思う。

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利根川 豊 (東京都)
この書は、次の2つの点で大満足であった。

  • 1、自分の道を切り拓いた偉人達の130もの志に出会うことが出来た。
  • 2、偉人たちの志に向き合うことで善き人生について深く考えることが出来た。

志を立てる、志を育む、志を磨く、という構成もシンプルでイイ!!中身は濃縮タイプのだし汁のように濃い。モノや情報があり余るいま、私たちは何を選択し、なにを育んでゆけばよいのだろう。その答えに導いてくれるヒントが凝縮されている。人はそれぞれの生き方がある。思いも違えば生き方だって違う。それで良い。であるからこそ、どんなことがあろうとも、ココロザシを抱いて自分の道を自分で拓かなければならない。それが認識でき、そして心からそう思えた。感謝!!
何かを選択し、道を拓き人生を全うするために、善き人生を送るために!マコトに勉強になる書。いつも手の届くところにおいて、少し薄めながらコクを味わってみたい。