江東区の西大島にある東京都の江東都税事務所で開催されている「江東塾」で講演。
江東区の「江」都は江戸という意味でその「東」にある地域。また江には川と言う意味もあり、その川とは隅田川を指す。そして「東」には城東という意味もあるが、もともと深川区と城東区が合併して現在の江東区が生まれたから、そういう意味も込められている。隅田川と荒川にはさまれた東京湾に面した地域ということになる。
江東区の人口は47万人。中小製造業が多い。江戸時代の深川村に続く下町という地域と、豊洲が代表するようにタワーマンションや大型商業施設が並ぶ若い街という両面を持っている。2014年には豊洲に築地市場が移ってくる。また東京オリンピックが再び開催されるとなると急速に発展する可能性が見込まれる地域だ。
さて、知的生産の技術研究会の仲間である鈴木さんがこの江東都税事務所長となっており、私に講演依頼があって今回の講演が実現した。
江東都税事務所は職員が100名(東京都全体の税務関係職員は3000名の大集団)。
総税収は1382億円。都税の徴収率は96.8%。低下傾向にあった徴収率はこの2年ほどで歯止めがかかっている。徴収率は1995年の90.2%を底に2007年の97.9%までずっと上昇してきていたが、ここ数年は低下傾向にあった。
また滞納繰越額をみると、2008年度の589億円、2009年度の501億円、そして2010年度は409億円と減らしてきている。毎年6月に発送する納税通知は、土地・家屋分は13万4千通、償却資産分5394通で合計約14万通になる。
以上は若い職員が編集した「江東都税NAVI」の要点なのだが、「夏休み親子税金教室」も続けているなど、なかなか活発に仕事をしている。
全体に士気が高いという印象を持った。
13時から17時までの半日セミナーには40人ほどの税務関係の職員が集まった。総務課、固定資産課、徴収課が中心だが、港区、墨田区、品川区、豊島区、北区、荒川区、足立区、葛飾区、江戸川区の都税事務所からも参加している。
皆さん非常に熱心でこちらも力が入った。
- 事前の研修告知の通り「目からウロコ」でした。
- 楽しかった。
- もっとやりたい。
- おもしろい。講師が柔らかい。
- 講師の言葉自体がストレートな表現でわかりやすい。
- 自分の頭の固さを突き付けられた。
- 視野が狭くなっていたことに気が付いた
- 最近は漫然と文章を書いていたと反省。
- いかに考えずに仕事をしていたか痛感した。
- モヤモヤがクリヤーになった。
- 普段、あまり考えずに業務に取り組んでいることが分かった。
- 非常に面白かった。
- 新鮮でした。
- 頭をフル回転して「考える」ことができました。
- ユーモアたっぷり。あっという間の時間でした。図解って子供から大人、世界に通用する最強のツールと気づかされました。
終了後、数人の受講生が現れて歓談。知研への入会希望者(足立区)も。
終わった後は宴会。30分ほど出席した後、近所の大学病院勤務の娘と東陽町で待ち合わせて二人で食事をしながらいろいろと話をする。