満足感の学位授与式と解放感の謝恩会--社会人大学院

今日は大学院の日。

学長到着時に、諸橋学部長と最近の学内状況説明。

15時から、大学院学位授与式。修了者は19人。家族が一緒に出ているのには、大変だったのだろうなあといつもながら感動する。

寺島学長祝辞。
「社会人大学院。3・11。課題解決力。テーマ。視界の広さは情報の量と質による。時間軸と空間軸。時代認識と世界認識、それが解答にかかわる。誰にヒントをもらうか。人を動かす力。人脈、ネットワーク。日常。情けに報いること。心を動かす。情報の世界もウェット。知的に生きる力。友人と先生。大いに飛躍を!」

以下、
学園の田村常務の挨拶。「風格と地震。家族の協力。経営の実学、、」
成績優秀者表彰。田中さんはタイの外食産業、鈴木さんは出版物の最適初版部数の決定モデル、野島さんは在宅ホスピスケア。
橋本研究科長挨拶。「コメンスメント、、」
福重同窓会副会長。「同窓会は学びの場。こういう大学院はない。中国古典、佐藤一斎中村天風、安岡生篤、、」
李院生会会長、大塚修了生代表と続く。

夕刻から多摩センターのアステナガーデンで謝恩会。
先生たち、修了生たちは和気あいあいで、楽しい挨拶や懇談が続く。実にいい雰囲気だ。

私も挨拶を頼まれたので、「3・11からの一年の間、修士論文を仕上げたことに敬服していることと、関東大震災によって人生が変わった人たちの話をする。渋沢栄一、原三渓、与謝野晶子、堀文子、、。東日本大震災でどう変わるか?」という話題。

浜田先生、小泉さん、柳生さん、林川先生、鈴木さん、沈先生、野津さん、、、。

いつも感じることだが、社会人大学院での2年間の夜と土日の勉学は時間的、精神的、金銭的に苦しい状況にあるため、修士の学位を取得した修了式は満足感にあふれており、そして謝恩会は解放感にあふれている。
そして教員と院生の距離が近く信頼感で結ばれている。また30代、40代、50代の社会人院生たちが人生の本当の仲間になっている姿は素晴らしい。