原稿書き

この夏の間に、本を一冊書上げる予定だ。

30代向けの人生戦略の立て方について体系的に論じ、整理した教科書的な内容になる。ワークもふんだんに取り入れた実践型でもある。ライフデザイン、キャリアデザインについて考えてきたことの総集編的なものにしていきたい。
価値観、豊かさ、5W2H、職種と業種、天職の条件、キャリア年表、学習歴・仕事歴・経験歴、人生鳥瞰図、、、、。
本文では、以下の参考になる近代の先達の紹介も予定している。
松浦武四郎(北海道の命名者)・豊田佐吉自動車産業への道筋をつけた人)・梅屋庄吉孫文の中国革命応援者)・松前重義東海大設立者)・粉川忠(東京ゲーテ記念館設立者)・細川護ひろ(政治家と数寄者という人生)

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昨日見かけた本に渡部昇一先生(1930年生れ)のインタビューが載っていた。

20代から始めた著作は、82歳の現在で650冊まで積みあがっている。代表作は「知的生活の方法」。この人の本は50年以上コンスタントに売れており総販売部数は累計で2400万部になる。定年前の65歳で上智大学を退職したのだが、それ以降の方が刊行数が多いとのことだ。手書きと口述筆記で量産している。
「インディペンデント」という言葉にこだわっている。それは稼がなくても食えるという意味。180坪の土地、そのうち書庫は100坪。「愛着度があるような本を書いたら、確実に後世に残る」。
別のインタビューを読んだことがあるが、子どもたちが音楽の道に進んだので、出版の稼ぎはほとんど高価な楽器などで使ったと語っていた。
「気くばりのすすめ」の鈴木健二さんも大家族用の大きな家を買ったために、せっせと原稿を書いていたと書いていたことを思いだした。

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夕刻から知研会長の八木さん(1932年生れ)と南大沢で一杯飲む。

八木さんは膨大なライフワークを完成させた。この原稿に漂う「リアリティ」について質問したところ、中国で生まれたこと、そして中国人の自伝や伝記をたくさん読んでいることに起因しているとの回答だった。
私も人物の自伝、そして家族などが書いたものなどを愛読している。本人がどう考えていたか、近親者がどう見ていたか、それが人物観察には欠かせないと思う。

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終戦記念日
韓国大統領の竹島訪問と日本批判、尖閣列島への香港の活動家の上陸と逮捕。波が高くなってきた。