130128

  • 月曜夜9時のBS12「就職を機に世界と人生を考える」が面白い。寺島学長が各界の一角の人物に質問しながら進めていく番組である。孫正義、澤田HIS社長、安藤忠雄村上憲郎などが自身の職業観を語っている。今回は岩手のアーク牧場の橋本晋栄社長。34歳。農業でメシが食えるようは仕組みを実践していて、大卒の定期採用をしている。初任給20万、休日、労働時間など企業並みの環境だ。この牧場には仙台時代に遊びに行ったことがあるが、楽しく家族で遊べた。
  • 最後の寺島学長によるトーク。テーマは「情報感度」だった。三井物産創業者の益田孝27歳の起こしたベンチャー。社会報として海外の物価を扱った「内外物価新報」を発刊、これが後の日本経済新聞。もう一人の水上達三(後に日本貿易会会長)はGHQによる財閥解体のあと仕事をした人。東京高商を出て高崎出張所に配属。ここで毎日本社からくる情報を読んだ。北京では収容所に入れられ、1350人の団長格として引き揚げ。収容所では2年間短波ラジオ放送を聞いていた。どちらも時代に立ち向かった人だ。「情報とは情けに報いる」と書く。人の血流、温もり、人間力で人の心を動かすことだ。多摩大の学生も番組に参加している。