130314

大学通信キャンパスナビネットワークというサイトに「大学ランキング2013」というコーナーがある。http://www.univpress.co.jp/university/ranking2013/
この中に「進路指導教諭アンケートによるランキング」がある。
http://www.univpress.co.jp/university/ranking2013/#1

ここでは、「面倒見が良い大学」「就職に力を入れている大学」「教育力が高い大学」「国際化教育に力を入れている大学」「研究力が高い大学」「改革力が高い大学」「小規模だが評価できる大学」「入学後、生徒の満足度が高い大学」「入学後、生徒を伸ばしてくれる大学」「偏差値や地理的、経済的制約がない場合、生徒に勧めたい大学」「生徒に勧めたい私立大学」などのランキングが紹介されている。

多摩大は「面倒見が良い大学」では、全国では27位。私立大学では19位。
東京地区では14位となっている。
東京地区の経営系大学は30大学程度に過ぎない。東京理科大西武文理大文京学院大、共栄大、城西大、淑徳大、東京情報大、城西国際大、明治大、法政大、目白大、東京富士大、東洋大、東洋学園大、立正大、駒沢大、青山学院大、高千穂大、大東文化大、創価大、亜細亜大、桜美林大、玉川大、嘉悦大、東京経済大、和光大、横浜国立大、専修大、神奈川大、産業能率大である。

これらの中で14位の多摩大より上位は、2位の明治大と12位の東京理科大のみで、他ではランキングに入っているのは専修大16位、産業能率大18位、東京経済大18位、文京学院大22位、法政大26位、嘉悦大29位、玉川大29位だけである。つまり多摩大は経営系では3位となる。
そして、2008年から2012年までの集計では30位以内の全国ランキングには出てこないから、2012年に上昇したことになる。

また、「小規模だが、評価できる大学」(進路指導教諭アンケート)では、
全国では25位、私立大学では15位、東京地区では12位となっている。
経営系では12位の多摩大より上位なのは、9位の東京経済大のみだ。以下ランキングに入っているのは産業能率大14位、亜細亜大28位のみである。
2008年から2012年の集計では、多摩大は全国21位と健闘している。ここでは上位なのは東京経済大16位のみで、ランキングに入っているのは29位の産業能率大しかない。

以上から考えるに、多摩大はここ数年、進路指導教諭からは「小規模だが、評価できる大学」という評価をずっと獲得してきており、特に経営系学部のある大学の中では2位とトップランクの評価が続いている。

そして、「面倒見が良い大学」においては近年上昇してきており、特に直近の2102年では経営系学部のある大学の中では経営系では3位という高い評価を得ている。

多摩大が寺島学長を迎えた2009年あたりから取り組んでいる教育改革が現場の高校の進路指導教諭の先生たちに浸透しつつあるという感じがする。
ここ1-2年、ゼミが各種の大会で賞を取ることが多くなってきた。村山ゼミの日経新聞「社会人基礎力育成グランプリ」の2011年の大賞受賞、2012年の会場特別賞受賞、2012年インターゼミ(寺島学長ゼミ)震災班の復興構想コンテストでの優秀賞受賞、そして豊田ゼミの読売ベースボールビジネスアワード2012での大賞受賞など、際立った成績をあげてきている。
これらのゼミは頂点の一部だが、その裾野にはここ数年さらに活性化している教員による手作り感あふれる地域やビジネスのゼミが多数存在しているのは強みである。
それが、面倒見が良いという評価につながっている。

「ゼミの多摩大」というフレーズを前面に押し出していく戦略をさらに徹底していきたい。

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