世界救世教の岡田茂吉教祖の企画力と行動力

「企画行動力の秘密」というタイトルに惹かれて世界救世教岡田茂吉教祖を描いた本を読了。

岡田茂吉(1882年-1955年)は、世界救世教などの創始者。宗教家にとどまらず、文明評論家、書家、画家、歌人、華道流祖、造園家、建築家、美術品収集家、などの文化人でもある人物。 箱根美術館、および現在のMOA美術館の前身となった美術館の開設者。自然農法の創始者。 全人類の病貧争からの脱出、すなわち健康の実現、貧苦からの脱出、安全の実現を基礎として、新文明世界(地上天国、理想世界)を創造することを目指した。そのモデルは箱根、熱海、京都。生涯に5500首の短歌、揮毫した画像は7千枚、書は百万枚、論文2千編。
「お光」といって手をかざして浄霊を行う宗教で、奇蹟を起こすらしいが、とにかく物凄いエネルギーを持った人物であることがわかる。熱海のMOA美術館を訪ねたい。

  • 人間は信用第一である。信用ほど大きな財産はない。信用財産からは何程でも利子が生まれる、、
  • 何かを計画する場合、決して焦らない。、、準備万端を整え時期を待つのである。
  • その時その時に必要なことに徹していけばいいのだ。
  • 人を喜ばせるのが好きで、ほとんど道楽のようになっていた。
  • 成功の秘訣は、必ず成功しようと意う意力であり、それに伴う努力である。
  • 人間万事算盤を忘れては何事も成功は不可能である。
  • 奥さんを大事にしない人は出世しないよ。妻の協力を得られないような男では、大した仕事ができる「わけがない。
  • だれにでも利用される人間になれ。利他愛に生きよ。

この本では岡田の「企画行動力」に焦点をあてようとしている。そのポイントは以下と分析している。

  • 多種多様な人物と接触し、幅広い情報を入試できた。
  • 人材発掘の奇才(誠実な人物・努力家)
  • 豊富な人脈を有する信徒を抜擢
  • 多趣味
  • マルチ人間
  • 障害に出会うと、徹底的に原因を追究し新たな発見を得る
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九段下駅の「バカの壁」撤去後。都営新宿線半蔵門線が隣同士。